〔Market Flash〕選手村のマンションが市況を崩すとは言えない~野村

2019/06/24(月) 14:10
【14:10】選手村のマンションが市況を崩すとは言えない~野村  野村証券では、通称「オリンピック選手村」と呼ばれ、選手が使用後にリノベーションされてマンションとなる「HARUMI FLAG」についてリポートしている。販売展示場の集客は4月末から始まっており、土曜や日曜などには一日150組の来展があるもよう。発売価格は現時点では未定だが、周辺の新築物件よりも安価で、同物件の発売がマンション市況の悪化につながるとの見方が株式市場には以前からある。ただし野村では、面積や間取りや眺望がそれぞれ異なること、専有面積が大きく戸当たり単価が高めとなる可能性があること、眺望が良好な物件では坪当たり400万円を超える可能性もあるとみていることなどから、場合によっては周辺の競合マンションよりも高価格な住戸もあると考えている。また、価格が高めとなる傾向のあるタワー棟の販売が五輪後に控えていることもあり、同プロジェクトが東京のマンション市況を悪化させるとは言えないとコメントしている。 【13:20】20.3期のゲーム株はクールダウン時がエントリー検討の好機~みずほ  みずほ証券ではゲーム業界に関して、日米ハード・ソフト市場全体では、相応ペースでの落ち込みが続いていることを指摘している。ただし、次世代機への変り目の時期であることから、この結果に違和感はないと捉えている。E3が終了し、ゲーム会社の株価は材料出尽くしで調整気味であるが、20.3期は次世代機やゲーム・ストリーミングなどのニュースフローが間断なく続くと予想されることから、クールダウン時はエントリーを検討するに良い機会と考えている。また、Xboxの次世代機である「Project Scarlett」は大きなイベントを11月に予定しているが、8月にケルンで開催されるのgamescom(ゲームズコム)でも続報はありそうとコメントしている。加えて、E3に不参加であったソニー(6758)の次世代機の次のアクションにも注目している。 【12:50】夏間近、販売増が続くエアコン関連に注目~SMBC日興  SMBC日興証券の週間株式アウトルックリポートでは、注目テーマとしてエアコン関連を挙げている。ここ数年、家庭用エアコン出荷が好調であるとのこと。背景には、賃金の伸びと雇用者数の増加の両面から雇用者所得が増加したことや、人口が減少する中でも世帯数は増加していることなどがあるとSMBC日興では考えている。消費税率の引き上げに関しても、今回はそれに合わせた景気対策が打たれることから、景気が腰折れすることはないとみている。主な関連銘柄としては、ダイキン(6367)、三菱電機(6503)、日本電産(6594)、富士通ゼネラル(6755)、ケーズHD(8282)、ヤマダ電機(9831)を挙げている。 【10:20】銀行株は最悪シナリオを織り込んだ~野村  野村証券では、主要銀行セクターに対する「強気」スタンスを継続している。(1)株主還元向上の方向性、(2)業績面での循環的な底入れ期待、(3)バリュエーションの割安感―をその理由として挙げている。個別では、業績良好な三井住友トラストHD(8309)と、年初来の株価下落が著しく、PBR面では割安感が強い三菱UFJ(8306)をトップピックとしている。銀行株については、バリュエーション面でも需給面でも最悪シナリオを織り込んだと野村では判断しており、不透明要因の後退やボラティリティ低下が起これば、反発が起こる蓋然性は高まると考えている。 【9:40】完成車には引き続き慎重スタンス~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では完成車セクターに関して、投資スタンスは引き続き「慎重」としている。世界的な景気減速から販売台数が三菱UFJMS想定を下振れる可能性が高まりつつあると指摘。研究開発などの固定費は電動化の流れから高止まりが予想され、円高も逆風と考えている。長期的な成長路線に回帰するには景気の底入れが必要と思われ、時間も要するとみている。また、日米貿易交渉では、完成車輸出に対する関税や総量規制の導入がリスクと考えている。個別では、最悪期を脱しつつあり、年後半にかけての回復を想定しているスズキ(7269)と、他社と比べて業績のダウンサイドが小さいとみているトヨタ(7203)をトップピックで推奨している。 【8:45】寄り前気配はNOK、ブラザー、阿波銀、アルフレッサが高い気配値  主力株の寄り前気配では、NOK(7240)+23.98%、ブラザー(6448)+12.31%、阿波銀(8388)+10.91%、アルフレッサ (2784) +9.73%、日精工(6471) +7.77%、福山運(9075) +7.73%、武蔵銀(8336) +6.70%、北国銀(8363) +6.49%、南都銀(8367) +6.30%、三浦工(6005) +6.20%などが高い気配値。  一方、ニフコ(7988)-10.00%、前田道(1883) -5.77%、大日印(7912) -5.47%、ケーヒン(7251) -5.05%、レンゴー(3941) -4.70%、住友鉱(5713) -4.13%、グリー(3632) -3.96%、ユニチャーム(8113) -3.48%、リゾートトラ (4681) -3.38%、ミスミG(9962) -3.20%などが安い気配値となっている。
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