前場コメント No.2 カルナバイオ、LINE、関西ペイント、あさひ、ソニーFHなど

2019/06/25(火) 11:30
★9:01  カルナバイオ-買い気配 19.12期業績予想を修正 米ギリアド社からの契約金20億円受領で
 カルナバイオサイエンス<4572.T>が買い気配。同社は25日8時に、19.12期通期の連結純損益予想を従来の16.9億円の赤字から2.1億円の黒字(前期は12.1億円の赤字)に引き上げると発表した。
 併せて、ギリアド・サイエンシズ(本社:米国カリフォルニア)と新規がん免疫療法の研究開発について提携すると発表した。また、同社が新規がん免疫療法として研究開発中の低分子化合物プログラムに関するライセンス契約をギリアド社と締結することも発表した。
 ライセンス契約により、同社は一時金として2000万ドル(約21億円)を受領するほか、、開発状況や上市などの進捗に応じて追加的に最大で4億5000万ドル(約472億円)を受け取ることになるとしている。

★9:01  LINE-反発 株価下落で適正な水準に近づいた 「中立」へ引き上げ
 LINE<3938.T>が反発。ゴールドマン・サックス証券では、株価下落に伴い、投資判断を「売り」→「中立」と引き上げた。目標株価は2900円→2700円と引き下げた。
 企業価値は日本・台湾・タイでドミナントなコミュニケーションプラットフォームとしての広告やコンテンツから創出される企業価値と、FintechやAIなど、収益モデルが不透明な新規事業のキャッシュ・バーンの評価から構成されていると考えられる。新目標株価は2700円であるが、これは現在起こっている新規事業でのキャッシュバーンが緩和するが、その後の残存する事業価値は織り込まず、コア事業も巡航速度で利益成長を達成する前提。現状の株価水準はこの水準に近く、大きなダウンサイドはないと判断するとした。

★9:01  関西ペイント-買い気配 ジェフリーズが「BUY」へ引き上げ 利益率の改善を織り込む局面へ
 関西ペイント<4613.T>が買い気配。ジェフリーズ証券では、利益率の改善を織り込む局面と判断。投資判断を「HOLD」→「BUY」、目標株価を2000円→2600円と引き上げた。
 来21.3期の業績予想を増額修正し、レーティングを格上げ。費用削減の効果が来年から顕在化することと原料費が低下に転じ始めたことが増額修正の主因。会社は最近になり、M&A(合併・買収)の拡大から費用削減へ経営の軸足を移した。ジェフリーズではこの効果を2020年予想に織り込んだとした。
 関西ペは赤字のアフリカ事業を中心に費用削減へ注力し始めた。また、原材料の調達は規模の経済を活かすため、現地調達から本部調達へ切り替えた。2018~2019年はアフリカのバックオフィス部門の人員を削減したことに加え、割高な原材料の使用を削減し始めたと注目。

★9:01  あさひ-底堅い 1Q営業益は前期並み 販管費率が上昇
 あさひ<3333.T>が底堅い。同社は24日に、20.2期1Q(2月21日-5月20日)の営業利益は32.9億円(前年同期比0.4%減)だったと発表した。 売上原価率は低下したものの、販管費率が上昇したことが響いた。なお、上期の会社計画45.2億円に対する進ちょくは72.9%となっている。

★9:02  ソニーFH-東海東京が「OP」へ引き上げ 20.3期は相対的に堅調な業績を見込む
 ソニーフィナンシャルホールディングス<8729.T>が4日ぶり反発。東海東京調査センターでは、今20.3期は相対的に堅調な業績を見込むとコメント。レーティングを「Neutral」→「Outperform」、目標株価は1900円→3500円と引き上げた。
 20/3末の東海東京予想のソニー生命のMCEVは1.79兆円(前年比4.2%増)、新契約価値は820億円(同10.2%減)。新契約価値は、前年の好調要因(家族収入保険、外貨建て保険、法人向け商品・所謂節税保険の需要増)の一巡により巡航速度へ減速するが、水準自体は高水準を維持し、MCEVは増加する見込み。今20.3期のグループの経常利益は1000億円(前年比6.5%増)を予想。新契約高は前19.3期の増加ペースから鈍化するが、解約の鎮静化により保有契約は増加、保有契約からの保険関係利益と有価証券売却益により増益を見込むとした。


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