前場コメント No.17 静岡銀行、千葉銀行、コンコルディア、サンデンＨＤ、日立製作所など
★10:42 静岡銀行－ＭＳＭＵＦＧが目標株価引き下げ 相対的な自己資本比率の高さは魅力
静岡銀行<8355.T>が小安い。モルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券では、相対的な自己資本比率の高さは魅力とし、投資判断「Equal-weight」を継続した。目標株価は1070円→910円と引き下げた。
ボトムの増益基調を維持するには、市場性収益への依存度がやや高いとの見方を維持。相対的な自己資本比率の高さを背景とした資本活用、法人関連手数料がトップラインをけん引するドライバーとなるか、異業種との連携による収益アップの可能性が示されることが強気に転じる材料。上期決算説明会で来期を初年度とする次期中期計画で、ネーションワイドのビジネスの新たな取り組みの考え方が提示されるかも注目点とした。
静岡銀行<8355.T>が小安い。モルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券では、相対的な自己資本比率の高さは魅力とし、投資判断「Equal-weight」を継続した。目標株価は1070円→910円と引き下げた。
ボトムの増益基調を維持するには、市場性収益への依存度がやや高いとの見方を維持。相対的な自己資本比率の高さを背景とした資本活用、法人関連手数料がトップラインをけん引するドライバーとなるか、異業種との連携による収益アップの可能性が示されることが強気に転じる材料。上期決算説明会で来期を初年度とする次期中期計画で、ネーションワイドのビジネスの新たな取り組みの考え方が提示されるかも注目点とした。
★10:46 千葉銀行－ＭＳＭＵＦＧが目標株価引き下げ 来年の次期中計発表までカタリスト難
千葉銀行<8331.T>が小高い。モルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券では、来年の次期中計発表までカタリスト難と判断。投資判断「Equal-weight」を継続、目標株価は810円→580円と引き下げた。
千葉県内、そして首都圏へ貸出成長（千葉県における貸出は年4％程度成長、首都圏は7％程度成長を予想）が期待されるほか、アライアンスを通じて広範囲にわたり、各地地銀と連携する戦略は好循環。短期カタリストは不足するが、中期的な潜在的カタリストとしては、来年5月頃に発表が期待される来期を初年度とする次期中期計画がある。例えば、単体ベース株主還元率50％を現行の基本方針から連結ベースへの移行があればポジティブに評価されそう。上期決算で次期中期計画について方向感が示されるか注目するとした。
千葉銀行<8331.T>が小高い。モルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券では、来年の次期中計発表までカタリスト難と判断。投資判断「Equal-weight」を継続、目標株価は810円→580円と引き下げた。
千葉県内、そして首都圏へ貸出成長（千葉県における貸出は年4％程度成長、首都圏は7％程度成長を予想）が期待されるほか、アライアンスを通じて広範囲にわたり、各地地銀と連携する戦略は好循環。短期カタリストは不足するが、中期的な潜在的カタリストとしては、来年5月頃に発表が期待される来期を初年度とする次期中期計画がある。例えば、単体ベース株主還元率50％を現行の基本方針から連結ベースへの移行があればポジティブに評価されそう。上期決算で次期中期計画について方向感が示されるか注目するとした。
★10:50 コンコルディア－ＭＳＭＵＦＧが目標株価引き下げ 構造改革によるコア収益向上を見極め
コンコルディア・フィナンシャルグループ<7186.T>が小安い。モルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券では、構造改革によるコア収益向上を見極める局面と判断。投資判断「Equal-weight」を継続、目標株価は520円→450円と引き下げた。
市場関連損益において、18.3期～前19.3期に株価変動や海外金利上昇により、いったん残高を削減したが、中計最終年度（22.3期）に向け、金利や株式市場の動向の見通しに応じた分散投資を拡大させることで、安定的に分散投資収益を200億円規模に回復させる道筋が現中計で提示されたことはポジティブ。また、横浜銀行の国内貸出金利息は増加傾向を見込むとしたが、東日本銀行の業務改善命令（～18年7月）の効果発現を確認するのは今期末までかかる可能性がある。改革によるコア収益向上効果を見極める局面と考え「EW」を継続するとした。
コンコルディア・フィナンシャルグループ<7186.T>が小安い。モルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券では、構造改革によるコア収益向上を見極める局面と判断。投資判断「Equal-weight」を継続、目標株価は520円→450円と引き下げた。
市場関連損益において、18.3期～前19.3期に株価変動や海外金利上昇により、いったん残高を削減したが、中計最終年度（22.3期）に向け、金利や株式市場の動向の見通しに応じた分散投資を拡大させることで、安定的に分散投資収益を200億円規模に回復させる道筋が現中計で提示されたことはポジティブ。また、横浜銀行の国内貸出金利息は増加傾向を見込むとしたが、東日本銀行の業務改善命令（～18年7月）の効果発現を確認するのは今期末までかかる可能性がある。改革によるコア収益向上効果を見極める局面と考え「EW」を継続するとした。
★10:52 サンデンＨＤ－3日続伸 中国上海汽車の電気自動車向け事業を本格展開
サンデンホールディングス<6444.T>が3日続伸。同社は24日に、子会社のサンデン・オートモーティブクライメイトシステムが、中国で電気自動車向けヒートポンプシステムを本格展開すると発表した。
中国自動車市場シェアトップの上海汽車の電気自動車ROEWE MARVEL X（ローウェイマーベルX）とEi5(イーアイファイブ)向けに、カーエアコン用ヒートポンプシステムを販売するとしている。
サンデンホールディングス<6444.T>が3日続伸。同社は24日に、子会社のサンデン・オートモーティブクライメイトシステムが、中国で電気自動車向けヒートポンプシステムを本格展開すると発表した。
中国自動車市場シェアトップの上海汽車の電気自動車ROEWE MARVEL X（ローウェイマーベルX）とEi5(イーアイファイブ)向けに、カーエアコン用ヒートポンプシステムを販売するとしている。
★10:53 日立製作所－岩井コスモが目標株価引き上げ 長年の構造改革が安定した収益体質を生む
日立製作所<6501.T>が底堅い。岩井コスモ証券では、長年の構造改革が安定した収益体質を生むと注目。投資判断「A」を継続、目標株価を4100円→4700円と引き上げた。
同社は今世紀に入って採算は低迷し、09.3期に8000億円近い損失を計上している。そこから根本的な収益改善を開始。その後10年余りの構造改革で事業の見直しや全社的な費用圧縮などで収益改善の基礎作りを行った効果が本格的に出始める。加えて、今20.3期は傘下の建設機械や化成品などの収益増加もあり、売上収益は順調な増加が予想される。
なお、会社計画では売上高の減収要因に為替要因で1100億円余、さらにその他の要因で1600億円余を想定するとしたが、現状ではやや保守的な想定と判断。また、今期の調整後営業利益も為替効果で約170億円減益などを想定するが、同様に保守的な印象が強い。むしろ、これまでの構造改革による売上収益の増加と増収効果を享受する調整後営業利益の増加に注目する今期業績であり、来期以降も業績拡大の継続の可能性が高いと考えるとした。
日立製作所<6501.T>が底堅い。岩井コスモ証券では、長年の構造改革が安定した収益体質を生むと注目。投資判断「A」を継続、目標株価を4100円→4700円と引き上げた。
同社は今世紀に入って採算は低迷し、09.3期に8000億円近い損失を計上している。そこから根本的な収益改善を開始。その後10年余りの構造改革で事業の見直しや全社的な費用圧縮などで収益改善の基礎作りを行った効果が本格的に出始める。加えて、今20.3期は傘下の建設機械や化成品などの収益増加もあり、売上収益は順調な増加が予想される。
なお、会社計画では売上高の減収要因に為替要因で1100億円余、さらにその他の要因で1600億円余を想定するとしたが、現状ではやや保守的な想定と判断。また、今期の調整後営業利益も為替効果で約170億円減益などを想定するが、同様に保守的な印象が強い。むしろ、これまでの構造改革による売上収益の増加と増収効果を享受する調整後営業利益の増加に注目する今期業績であり、来期以降も業績拡大の継続の可能性が高いと考えるとした。
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