〔Market Flash〕ハイテク企業の脱中国が加速か~野村

2019/06/25(火) 14:10
【14:10】ハイテク企業の脱中国が加速か~野村  野村証券では、21日に米国商務省が中国のスーパーコンピュータ企業5社を新たに産業安全保障局(BIS)の「エンティティリスト(EL)」に追加するとしたことを受けてリポートしている。米国企業はELに載った企業に対して、米国政府の許可なく製品を販売することができなくなる。野村では、既に中国に製造拠点を置く50社以上の台湾企業が台湾や東南アジアへの製造移管を計画していることを指摘しており、企業は中国製造リスクの懸念をさらに深めると予想している。また、製造業の脱中国の流れの中で、半導体後工程受託企業(OSAT)の中国国外拠点新設の動きが加速すれば、半導体製造装置では、ディスコ(6146)、東京精密(7729)、アドバンテスト(6857)が業績を伸ばすと考えている。 【13:20】住宅・不動産では安定感増す不動産を推奨~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、住宅・不動産セクターに関して、2019年後半からのセクター戦略では、不動産>住宅>住宅設備の選好順としている。不動産は割安感や業績安定感などを背景に、特に市場のリスクオフ局面で底堅い株価動向を予想している。金融緩和の影響で不動産の売り時市況は予想以上に長期化すると三菱UFJMSでは考えており、コンスタントにバリューを創出できる大手デベロッパーの投資魅力が相対的に高まるとみている。住宅セクターはPERの割安感が拡大しており、悪材料は織り込みつつあると考えている。一方、住宅設備セクターは、PERの割高感が依然強い会社が多いことや、不透明感の高まる中国を成長ドライバーとする会社が多いことから、より慎重な銘柄選別が必要と考えている。 【12:35】ヘッドランプは薄暗くともなお道を探し出す~ドイツ  ドイツ証券では自動車部品セクターの中では、ヘッドランプメーカーに注目している。ヘッドランプはメーカー・顧客間のバランスの取れた価格設定力、少数にとどまる競争相手、創造的破壊に対する限定的な脅威といった要素を備えており、自動車部品ユニバースと対比して魅力的なセクターと捉えている。また、ヘッドランプは新型車の重要なデザイン要素である上に、完成車メーカーが環境や安全性規制に対応する上で、果たす役割が高まっていると指摘。利益成長は鈍化する見通しだが、小糸製作所(7276)、スタンレー電気(6923)の両社は、高水準の収益性を維持できるとドイツでは考えている。 【10:20】5月の百貨店は日本人向け売上高の苦戦が続く~みずほ  みずほ証券では百貨店セクターに関して、各社の5月売上高は全体としては4月同様にプラスとマイナスが混在する結果となっているとコメント。免税販売が堅調である一方、曜日回りを考慮すると、依然として衣料品を中心に日本人向け売上高が苦戦する店舗が多かったと指摘している。化粧品などの消耗品に加えて、富裕層向けの高額品に関しては好調な伸びを維持しているとのこと。みずほではこれらの動きから、既に消費増税前に向けた駆け込みの動きが現れている可能性もあると考えている。 【9:40】通信各社の下値リスクは限定的~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では通信セクターに関して、2019年秋に施行される見込みの改正電気通信事業法や、10月に予定される楽天(4755)の携帯事業参入などから、携帯通信事業による利益拡大ストーリーには不透明感があるとコメント。そのような環境下においては、非既存通信領域でどれだけ業績を伸ばせるかに注目し、株主還元も考慮に入れた銘柄選択が有効と考えている。三菱UFJMSでは、各社利益の大幅な毀損(きそん)はメーンシナリオではないとしており、NTT(9432)、KDDI(9433)、SB(9434)、NTTドコモ(9437)の増配基調を予想している。株主還元への前向きな姿勢も考慮すれば相対的に割安感のあるセクターとみており、不安定な株式市場においてはディフェンシブ性を発揮すると考えている。 【8:45】寄り前気配はブラザー、キョーリンH、TBSHD、協エクシオが高い気配値  主力株の寄り前気配では、ブラザー(6448)+20.41%、キョーリンH (4569)+17.78%、TBSHD(9401)+12.88%、協エクシオ(1951)+11.76%、みらかHD(4544) +9.23%、スタンレ電(6923) +9.08%、NOK(7240) +9.04%、長瀬産(8012) +8.27%、ケーズHD(8282) +7.59%、サンゲツ(8130) +7.14%などが高い気配値。  一方、大和工(5444) -5.24%、大日印(7912) -4.98%、セコム(9735) -4.46%、日本オラクル(4716) -3.84%、マキタ(6586) -2.81%、島忠(8184) -2.40%、住友ベ(4203) -2.14%、オリンパス(7733) -2.07%、武蔵銀(8336) -2.01%などが安い気配値となっている。
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