〔Market Flash〕歴史が繰り返すのであれば信越化学の株価は間もなく底打ち～ジェフリーズ

【13:30】歴史が繰り返すのであれば信越化学の株価は間もなく底打ち～ジェフリーズ 　ジェフリーズ証券では、半導体材料銘柄が向こう3～4か月のうちに底打ちする可能性があると考えている。歴史的には、半導体市場のピークからボトムは3カ月から10カ月であったとのこと。今回のサイクルは過去5回のサイクルの中で最も長期であるため、ジェフリーズではピークの2018年10月から10カ月かかるとの前提を置いており、ボトムは2019年7月になると想定している。また、過去5回のサイクルで信越化学（4063）の株価が半導体ピークの2カ月前後以内に底打ちしたことに注目しており、過去のパターンと同様であれば、2019年5月から9月の間に底を打つと考えている。ジェフリーズでは、足元ではほぼすべての投資家が半導体銘柄に対して弱気であるため、同社の読みが正しい可能性は充分考えられるとコメントしている。 【12:40】依然不足感が続く高張力ボルト～三菱ＵＦＪＭＳ 　三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、高張力ボルト不足問題についてリポートしている。 日本経済新聞や業界紙などでも報じられるようになり、不足問題が一気に周知の事実となったが、実態は、建築案件でも中小の案件ではボルト不足の影響が顕著に出ており、工事の遅れにつながっているとのこと。一方で、大型案件は設計段階から手配していることもあり、工事の遅れの要因になっているとの話は聞こえてこないとコメントしている。三菱ＵＦＪＭＳでは、（1）竣工に期限があるオリンピック案件などの増加、（2）人手不足によりRC造からS造にシフト、（3）国土強じん化計画で橋りょうなどの補修工事が増加、（4）高炉トラブルにより母材供給が不安定―という4点がボルト不足の背景にあると考えている。高張力ボルトの関連銘柄には、メーカーとして日亜鋼業（5658）、取扱商社としてフルサト工業（8087）、コンドーテック（7438）、小林産業（8077）を挙げている。 【10:30】インドネシアの金融政策予想を変更～野村 　野村証券では、インドネシア銀行（ＢＩ）が次回7月17～18日の金融政策会合で、政策金利のBIレートを5.75％へ、0.25％ポイント引き下げると予想している。従来予想では、19年10-12月期の利下げとしていた。ＢＩは6月19～20日の金融政策会合で、BIレートを6.00％に据え置いた。ＢＩは引き続き金融の安定を重点目標としており、据え置き決定は信頼に応えるものであったと野村では捉えている。しかし、目先でＢＩが利下げを開始する余地が生じていると考えることを理由に、予想を変更している。なお、今後の利下げ局面で合計1.00％ポイントの利下げが行われるとの予想は変更しておらず、10-12月期に0.25％ポイント、20年1-3月期にさらに計0.50％ポイントの利下げが実施されると予想している。 【9:40】日経平均定期入れ替えではドームと日本化薬の削除を予想～ＳＭＢＣ日興 　ＳＭＢＣ日興証券では、日経平均の定期入れ替えの予想を行っている。見直し結果は例年9月6日ごろに発表されることが多く、入れ替えは10月第1営業日に実施され、パッシブファンドは9月30日の引けでリバランスを行う。ＳＭＢＣ日興では、今年の定期入れ替えでは、流動性の観点から東京ドーム（9681）の削除を見込んでいるほか、業種バランスの調整が実施されれば、素材セクターから日本化薬（4272）も削除される可能性があるとみている。追加は構成銘柄のバランスを踏まえて消費セクターから選定される可能性が高いと考えており、日経平均に採用されていない消費セクターの銘柄のうち、カカクコム（2371）と、業種調整が行われた場合は任天堂（7974）あるいはＺＯＺＯ（3092）の採用を予想している。 【8:45】寄り前気配はケーヒン、中部電、ＮＴＴデータ、ＡＤＥＫＡが高い気配値 　主力株の寄り前気配では、ケーヒン(7251) +7.54%、中部電(9502) +6.26%、ＮＴＴデータ(9613) +5.12%、ＡＤＥＫＡ(4401) +5.03%、大特鋼(5471) +4.74%、フジＨＤ(4676) +4.44%、ワコールＨＤ(3591) +4.02%、タダノ(6395) +3.94%、ミスミＧ(9962) +3.84%、ＴＨＫ(6481) +3.82%などが高い気配値。 　一方、ＭＳ＆ＡＤ(8725) -4.77%、ソニーＦＨ(8729) -3.65%、サンゲツ(8130) -3.18%、淀川鋼(5451) -2.89%、ＡＢＣマート(2670) -2.70%、栗田工(6370) -2.67%、不二越(6474) -2.54%、大日住薬(4506) -2.29%、セコム(9735) -2.29%、ダイセル(4202) -2.28%などが安い気配値となっている。