前場コメント No.9 三井化学、かんぽ生命、京セラ、ＥＩＺＯ、ＳＯＭＰＯなど
★9:24 三井化学－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き下げ スペシャリティの数量効果創出拡大の局面へ
三井化学<4183.T>が続落。ＳＭＢＣ日興証券では、スペシャリティ事業の数量効果創出拡大の局面が近づいているとみて、投資評価「1（アウトパフォーム）」を継続した。目標株価は4210円→3980円と引き下げた。
モビリティ、ヘルスケア、フード＆パッケージングで構成されるターゲット事業領域の数量効果をけん引役に、今20.3期には再度営業増益の基調へ転じると予想。コモディティからスペシャリティ主体へと収益構造は着実に転換しているが、今20.3期予想ベースのPERは7倍台と低評価にとどまり（化学・繊維セクター平均は11倍弱）、見直し余地は大きい。目標株価を引き下げるが、当該セクター内の相対比較に基づく投資評価「1」を継続するとした。トップピックの位置づけを再度強調。
三井化学<4183.T>が続落。ＳＭＢＣ日興証券では、スペシャリティ事業の数量効果創出拡大の局面が近づいているとみて、投資評価「1（アウトパフォーム）」を継続した。目標株価は4210円→3980円と引き下げた。
モビリティ、ヘルスケア、フード＆パッケージングで構成されるターゲット事業領域の数量効果をけん引役に、今20.3期には再度営業増益の基調へ転じると予想。コモディティからスペシャリティ主体へと収益構造は着実に転換しているが、今20.3期予想ベースのPERは7倍台と低評価にとどまり（化学・繊維セクター平均は11倍弱）、見直し余地は大きい。目標株価を引き下げるが、当該セクター内の相対比較に基づく投資評価「1」を継続するとした。トップピックの位置づけを再度強調。
★9:26 かんぽ生命－みずほが目標株価引き下げ 積極的に押せる材料に乏しい
かんぽ生命保険<7181.T>が小高い。みずほ証券では、積極的に押せる材料に乏しいと判断。投資判断「中立」を継続、目標株価は2600円→2150円と引き下げた。
今20.3期当期純利益のガイダンスは前期実績から大幅減益となったが、例年の傾向を踏まえると上振れ余地はあると考えられる。しかし、日本郵政による同社株の売り出しによって上乗せ規制解消が一歩前進したにも関わらず、市場の評価を得ていないことが示唆する通り、アップサイドストーリーに乏しい。他の生保と比較して取り立てて割安とも言えず、慎重なスタンスを継続するとした。
かんぽ生命保険<7181.T>が小高い。みずほ証券では、積極的に押せる材料に乏しいと判断。投資判断「中立」を継続、目標株価は2600円→2150円と引き下げた。
今20.3期当期純利益のガイダンスは前期実績から大幅減益となったが、例年の傾向を踏まえると上振れ余地はあると考えられる。しかし、日本郵政による同社株の売り出しによって上乗せ規制解消が一歩前進したにも関わらず、市場の評価を得ていないことが示唆する通り、アップサイドストーリーに乏しい。他の生保と比較して取り立てて割安とも言えず、慎重なスタンスを継続するとした。
★9:29 京セラ－5日ぶり反落 子会社が豪ヒュオンITを50億円前後で買収 日経報道
京セラ<6971.T>が5日ぶり反落。3日付けの日本経済新聞朝刊は、同社の複合機子会社、京セラドキュメントソリューションズが、ITインフラ設計などを手がけるオーストラリア企業のヒュオンITを買収したことが2日、分かったと報じた。
記事によれば、買収額は非公表だが50億円前後とみられるという。ヒュオンITは1989年設立で従業員は約50人。サイバーセキュリティー技術に強く、弁護士事務所や医療関連施設などを顧客に抱える。京セラドキュメントソリューションズはヒュオンITの販路も活用し、複合機で領収書を読みとって経費精算を簡素化するサービスなどを売り込む考えとしている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。
京セラ<6971.T>が5日ぶり反落。3日付けの日本経済新聞朝刊は、同社の複合機子会社、京セラドキュメントソリューションズが、ITインフラ設計などを手がけるオーストラリア企業のヒュオンITを買収したことが2日、分かったと報じた。
記事によれば、買収額は非公表だが50億円前後とみられるという。ヒュオンITは1989年設立で従業員は約50人。サイバーセキュリティー技術に強く、弁護士事務所や医療関連施設などを顧客に抱える。京セラドキュメントソリューションズはヒュオンITの販路も活用し、複合機で領収書を読みとって経費精算を簡素化するサービスなどを売り込む考えとしている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。
★9:30 ＥＩＺＯ－3日続伸 医療や産業向け製品の海外販売を強化と日経報道 海外売上高1割増へ
ＥＩＺＯ<6737.T>が3日続伸。同社が医療や産業向け製品の海外販売を強化すると、日本経済新聞が7月3日付けで伝えた。
医療向けは英国の営業拠点を拡大するほか、ドイツで新工場を稼働。産業向けは航空管制モニターを米連邦航空局（ＦＡＡ）に売り込み、米国シェアを5割から7割に高める。国内の主力の1つであるパチンコ向けが縮小する中、今20.3期は両分野の海外売上高を前期比1割増やす目標と報じられた。
ＥＩＺＯ<6737.T>が3日続伸。同社が医療や産業向け製品の海外販売を強化すると、日本経済新聞が7月3日付けで伝えた。
医療向けは英国の営業拠点を拡大するほか、ドイツで新工場を稼働。産業向けは航空管制モニターを米連邦航空局（ＦＡＡ）に売り込み、米国シェアを5割から7割に高める。国内の主力の1つであるパチンコ向けが縮小する中、今20.3期は両分野の海外売上高を前期比1割増やす目標と報じられた。
★9:33 ケイアイスター不動産－3日ぶり反落 AI特化型メディア企業より社外AI責任者を招へい
ケイアイスター不動産<3465.T>が3日ぶり反落。同社は2日に、AI特化型メディアを運営するレッジ(本社：東京都品川区）のCMO（Chief Marketing Officer）である中村健太氏と「社外CAO(Chief AI Officer)」アドバイザリー契約を締結したと発表した。
新製品やサービス開発および業務改善などのIT強化が目的としている。
ケイアイスター不動産<3465.T>が3日ぶり反落。同社は2日に、AI特化型メディアを運営するレッジ(本社：東京都品川区）のCMO（Chief Marketing Officer）である中村健太氏と「社外CAO(Chief AI Officer)」アドバイザリー契約を締結したと発表した。
新製品やサービス開発および業務改善などのIT強化が目的としている。
★9:37 ＳＯＭＰＯ－みずほが目標株価引き上げ 株主還元への期待が下値を支えそう
ＳＯＭＰＯホールディングス<8630.T>が底堅い。みずほ証券では、株主還元への期待が下値を支えそうとコメント。投資判断「買い」を継続、目標株価を4760円→5200円と引き上げた。
新たに示された株主還元方針はレンジが広く（修正連結利益に対する総還元性向目標50～100％）、2020年5月の通期決算発表時まではどの程度の自己株取得が実施されるかを正確に読み通すことが難しいが、従前方針でのメド値であった50％より一定の上乗せは期待できる。総還元性向55％程度を前提とした今20.3期みずほ予想ベースの総還元利回りは、現株価に対して7.0％と魅力的な水準とした。
ＳＯＭＰＯホールディングス<8630.T>が底堅い。みずほ証券では、株主還元への期待が下値を支えそうとコメント。投資判断「買い」を継続、目標株価を4760円→5200円と引き上げた。
新たに示された株主還元方針はレンジが広く（修正連結利益に対する総還元性向目標50～100％）、2020年5月の通期決算発表時まではどの程度の自己株取得が実施されるかを正確に読み通すことが難しいが、従前方針でのメド値であった50％より一定の上乗せは期待できる。総還元性向55％程度を前提とした今20.3期みずほ予想ベースの総還元利回りは、現株価に対して7.0％と魅力的な水準とした。
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