前場コメント No.3 産業ファンド、楽天、ケネディクス商業リート、江崎グリコ、クリエイトSDなど

2019/07/09(火) 11:30
★9:02  産業ファンド-SMBC日興が「2」へ引き下げ 外部成長を評価も割安感解消で
 産業ファンド投資法人<3249.T>が小高い。SMBC日興証券では、独自性のある外部成長を評価も、割安感解消で、投資評価を「1(アウトパフォーム)」→「2(中立)」と引き下げた。目標株価は14.70万円を継続。
 業績予想を変更したものの、変更は小幅であり、目標投資口価格を変更するほどではないと判断。工場や研究開発施設など、他のプレイヤーが手掛けない案件に取り組むことにより収益性と安定性の高い物件取得を継続的に実施し、1口当たり収益性を向上させてきた実績を評価。今後も独自の強みの分野に注力することにより、継続的な外部成長による1口当たり分配金(巡航ベース)の向上が期待できるとした。

★9:02  楽天-3日ぶり反発 DMMから格安スマホ事業を23億円で買収 日経報道
 楽天<4755.T>が3日ぶり反発。9日付けの日本経済新聞朝刊は、同社がネットサービスのDMM・COM(東京・港)の格安スマホ事業を買収すると報じた。
 記事によれば、買収額は23億円。10月の携帯キャリア事業参入に備えて顧客基盤を拡充する狙いで、楽天の格安スマホの契約者数は1割増える見通し。DMMブランドのサービスは事業承継後も続け、利用状況に応じて楽天のポイントを付与するとしている。

★9:02  ケネディクス商業リート-SMBC日興が「2」へ引き下げ 楽観視はできず
 ケネディクス商業リート投資法人<3453.T>が小安い。SMBC日興証券では、商業REIT内では安定も、楽観視はできずと判断。投資評価を「1(アウトパフォーム)」→「2(中立)」、目標株価を30.00万円→28.00万円と引き下げた。
 Eコマースと実店舗の融合をテーマに「消費地配送型物流施設」への投資実行や商業施設セグメントの中では相対的に収益安定性の高い生活密着型商業施設を中心に、ポートフォリオを構築している。この点に関しては評価が可能。ただし、郊外型商業施設を取り巻く環境が厳しい中、ポートフォリオでの一部テナント退去が見受けられる点は楽観視できないと指摘。分配金利回りやNAV倍率というバリュエーション面ではJ-REIT市場全体から見た場合若干の割安感はあると考えるものの、東証REIT指数をアウトパフォームする材料に欠けると考え、投資評価を「2」に引き下げるとした。

★9:03  江崎グリコ-反発 成長力が乏しい一方バリュエーションは割高 「売り」へ引き下げ
 江崎グリコ<2206.T>が3日ぶり反発。ゴールドマン・サックス証券では、成長力が乏しい一方バリュエーションは割高と判断。投資判断を「中立」→「売り」、目標株価を5100円→4100円と引き下げた。
 18年度決算後の取材、また、同社中国消費財トリップを踏まえ、国内事業の減額修正を主因に、江崎グリコの19年度~23の営業利益予想を平均19%減額修正。同社は17年度以降、国内の売上高回復に向けて積極的にマーケティング費用を積み増し、国内重点ブランドの売上回復に尽力しているが、管理すべきブランド数の多さ、乳製品などカテゴリーの競争激化から、十分な成果が挙げられておらず、当面は投資が先行することから利益成長は緩慢なものになる見込み。また、中国事業も存在感が高まるオンラインチャネルの強化、ローカルメーカーとの競争激化の中での増収基調の継続に向けた投資が継続的に必要と考えるとした。

★9:03  クリエイトSDH-底堅い 今期営業益5%増見込む 前期は3%増益着地
 クリエイトSDホールディングス<3148.T>が底堅い。同社は8日に、20.5期通期の連結営業利益予想は150億円(前期比5.1%増)と発表した。
 超高齢社会の到来に対して、在宅対応を含めた「かかりつけ薬剤師」の育成、健康サポート機能を有する「かかりつけ薬局」の展開を行うとしている。
 併せて発表した、19.5期通期の連結営業利益は142億円(前の期比2.7%増)だった。ドラッグストア事業において、専門性として強化している調剤部門の伸長や販促の見直しなどにより売上総利益率が前期を上回ったことおよび人時数をコントロールして人件費の上昇を小幅に抑えたことが寄与した。


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