〔Market Flash〕ギリシャ総選挙で親EU政権発足へ~野村

2019/07/09(火) 13:40
【13:40】ギリシャ総選挙で親EU政権発足へ~野村  野村証券では、ギリシャで7月7日に行われた総選挙の結果、EU支持のND(新民主主義党、中道右派)が単独過半数を占めたことを受けてリポートしている。ミツォタキスND党首が次期首相に就任する見込みで、4年ぶりの政権交代となる。EU懐疑派政党は議席の過半数を確保できなかったことから、ギリシャがEUやユーロから離脱するリスクは低下したと野村では判断している。また、次期政権では財政政策に関してEUと対立する可能性は低いとみている。むしろ、ツィプラス政権が選挙前に打ち出した財政拡張的な政策を次期政権が是正する動きを示す場合には、金融市場はこれを好感すると予想している。 【12:30】精密機器の4-6月決算は「想定線」のこう着状態~ジェフリーズ  ジェフリーズ証券では精密機器セクターに関して、4-6月決算を控えてカバレッジ企業の業績予想や目標株価を見直している。レーティング変更は1社で、スクリーン(7735)を「Buy」から「Hold」に引き下げている。ジェフリーズでは、6月末のG20を機に米中対立が激化する状況はいったん回避されたとみているものの、ファンダメンタルズは回復感に乏しく、カバレッジ各社の4-6月期営業利益は前年比で-23%と停滞が続くと予想している。カバレッジ銘柄の中では、日立ハイテクノロジーズ(8036)、オリンパス(7733)日本電子(6951)を推奨している。 【10:30】REIT指数2200ポイントへのターゲット移行は近い~SMBC日興  SMBC日興証券では、REITセクターにおける業種格付け「強気」を継続し、2019年におけるメーンシナリオでのターゲット東証REIT指数2000pを継続している。年後半に関しては好調なファンダメンタルズと低金利環境の継続により、ターゲットに向けて引き続き堅調に推移することに期待している。ただし、一部の銘柄ではインプライド・キャップレートを上回る水準で物件取得を実行して一口当たり収益性を向上させる動きも見られており、これらの動きがJ-REIT市場全体の「外部成長期待」につながるかを今後判断したいとしている。SMBC日興では、現状はブルシナリオに2200pに移行できるかをしっかりと見極める必要がある局面と捉えているが、この見極めのタイミングは近づいていると考えている。 【9:30】7月FOMCで25bp利下げ後に様子見へ~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、6月の米国雇用統計を受けてリポートしている。6月雇用の上振れ(前月比+22.4万人)は 5月の弱さが悪天候などによる一時的なものだったことを示唆していると指摘。3カ月平均でも持ち直しており、6月のような参加率上昇がなければ失業率はさらに下がるとみている。三菱UFJMSでは、米中首脳会談後も残る不透明感と6月ISM指数の悪化により、Fedが考える7月利下げの要件は満たされたとみられることから、7月FOMCで25bpの利下げが実施されると予想している。ただし、米中休戦の効果や半年平均+17万人の雇用増で残る賃金加速の可能性、最高値更新の米株価などから、その後は様子見と考える。 【8:45】寄り前気配は大特鋼、洋缶HD、横河電、メディパルが高い気配値  主力株の寄り前気配では、大特鋼(5471) +5.12%、洋缶HD(5901) +4.92%、横河電(6841) +4.82%、メディパル(7459) +4.47%、ジェイテクト(6473) +4.20%、JR東日本(9020) +3.55%、H2Oリテイ (8242) +3.01%、アステラス薬(4503) +2.93%、ニッパツ(5991) +2.81%、Jパワー(9513) +2.62%などが高い気配値。  一方、エア・ウォー (4088) -6.30%、ABCマート(2670) -5.80%、積水化(4204) -5.19%、東芝テック(6588) -4.39%、ミスミG(9962) -4.35%、川崎船(9107) -3.32%、ニチレイ(2871) -2.67%、郵船(9101) -2.64%、スクリーン(7735) -2.30%、井関農(6310) -2.26%などが安い気配値となっている。
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