後場コメント No.2 イード、かんぽ生命、日宣、ファーストコーポレーション、住友商事など

2019/07/09(火) 15:00
★13:01  イード-一時急騰 ブロックチェーンを活用した翻訳プラットフォームの実証実験を開始
 イード<6038.T>が一時急騰。同社は9日11時40分に、Tokyo Otaku Mode(本社:米国デラウェア州)、bitFlyer Blockchain(本社:東京都港区)、オタクコイン協会の4社と共同で、ブロックチェーンを活用した翻訳プラットフォーム「Tokyo Honyaku Quest」の実証実験を開始したと発表した。
 本実証実験は、経済産業省が推し進めるコンテンツグローバル需要創出等促進事業費補助金における「ブロックチェーン技術を活用したコンテンツの流通に関するシステムの開発・実証支援」の対象に選ばれているとしている。
 株価は後場寄り付き直後に一時3.8%高まで急伸したが、その後は売りが優勢となり、下げに転じている。

★13:01  かんぽ生命-反落 2.2万件で保険料の二重払い 金融庁は処分を検討と報道
 かんぽ生命保険<7181.T>が反落。同社が顧客に対して新旧契約の保険料を故意に二重払いさせていた問題で、6カ月以上の二重払いが2016年4月~18年12月の間の契約で約2万2000件あったことを明らかにしたと、複数のメディアで伝えられている。
 共同通信の記事では、今回判明した16年4月~18年12月以外の期間も同様のケースがあったとみられ、件数はさらに増えそうとした。新契約締結から旧契約の解約まで6カ月以上あると、乗り換えではないとみなされ、営業成績が上がるため、成績算入を目当てに解約を先延ばしさせた疑いが強いとし、金融庁は事態を重くみており、業務改善命令などの処分の検討に入っていると報じられた。

★13:11  日宣-ストップ高 AIカメラを活用したスポーツ映像配信事業の実証実験を開始
 日宣<6543.T>がストップ高。同社は7月9日、AIを用いてスポーツの自動中継を行うカメラシステムを手がける、ピクセロット(イスラエル)のAIカメラを活用した、スポーツ映像配信事業に関する実証実験を開始すると発表した。
 朝日放送グループホールディングス<9405.T>、NTT西日本(西日本電信電話)(大阪市)、朝日新聞社(東京都中央区)、電通<4324.T>と行う共同実験。
 ピクセロットが開発した円柱状の無人撮影カメラで、AIによる自動撮影や編集機能を備え、高解像度で撮影。スタジアムなどの競技施設に設置し、AIが自動でカメラワークを行うことで、撮影コストを約10分の1に抑えることができる。また、動画内や動画と動画の合間に広告を自動挿入することも可能。

★13:11  ファーストコーポレーション-急落 今期営業益32%減 前期は16%減で着地
 ファーストコーポレーション<1430.T>が急落。同社は9日12時に、20.5期通期の営業利益予想が12.8億円(前期比31.7%減)だと発表した。市場コンセンサスは21.8億円。
 用地確保に再注力し、造注方式のシェア回復を図るとともに、再開発事業への参画、新規顧客の開拓、施工能力の質的量的な拡充、内部管理体制の強化を図り、事業効率と収益性の向上に努めるとしている。
 19.5期通期の営業利益は18.8億円(前の期比16.4%減)だった。用地確保競争の激化から用地成約4件、うち売却2件と苦戦し、造注案件の受注2件と低調だった。

★13:26  住友商事-反発 ベトナムの港湾・ロジスティクス大手企業に出資参画
 住友商事<8053.T>が5日ぶり反発。同社は7月9日13時過ぎに、海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN)および鈴与とともに、ベトナムにおける港湾ターミナル運営事業への参画を目的に、現地に設立した合弁企業を通じて、港湾事業およびロジスティクス事業におけるリーディングカンパニーであるジェマデプト コーポレーション(以下GMD社)に10%出資参画したと発表した。
 GMD社は港湾事業およびロジスティクス事業をコア事業とする、同国においてトップクラスの民間企業。ナムハイ港、ナムハイディンブー港、ナムディンブー港(以上ハイフォン市)、ユンクワット港(クワンガイ省)、フックロン港(ホーチミン市)、ビンズオン港(ビンズオン省)や建設中のジェマリンク深海港(バリアブンタウ省)を含む計7カ所の港湾ターミナルを運営している。


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