前場コメント No.9 エヌリンクス、カナミック、スリーエフ、島忠、サンバイオなど

2019/07/12(金) 11:30
★9:12  エヌリンクス-売り気配 今期営業赤字1億6300万円見込む 1Qは4900万円の赤字で着地
 エヌリンクス<6578.T>が売り気配。同社は11日に、20.2期1Qより連結決算に移行、20.2期通期の連結営業損益予想を1億6300万円の赤字にすると発表した。子会社ブロックチェーンゲームスの業績予想を織り込んだ。
 また、20.2期通期の個別営業利益予想は従来の2億8300万円から1000万円(前期比97.4%減)に引き下げた。1Qにおいて放送受信料の契約・収納代行業務の売り上げが同社予想を下回った。この状況を踏まえ、年間の放送受信料の契約・収納代行業務を見直したことが響く。
 併せて発表した、20.2期1Qの連結営業損益は4900万円の赤字だった。

★9:13  カナミックネットワーク-続伸 総務省「地域IoT実装推進事業」に係る採択候補に決定
 カナミックネットワーク<3939.T>が続伸。同社は11日に、総務省が実施する「地域IoT実装推進事業」に係る採択候補に決定されたと発表した。
 同社では、今回の選定を受け、「カナミッククラウドサービス」で培ったノウハウを「地域IoT実装推進事業」に反映させることにより、子育て分野おけるAI・IoT・ビッグデータの普及・促進と自治体による安心・安全な子育て支援に向けたPHRモデルの提供に、よりいっそう寄与するとしている。

★9:14  スリーエフ-急落 1Q営業黒字転換 継続企業の前提に関する重要事象等の記載を解消
 スリーエフ<7544.T>が急落。同社は11日に、20.2期1Q(3-5月)の連結営業損益が1.1億円の黒字(前期は2.6億円の赤字)だったと発表した。上期の会社計画3.2億円に対する進ちょくは34.7%。
 ローソン・スリーエフブランドへの転換による平均日販の向上や、希望退職者の募集による人件費の低減などを進めたことが寄与した。
 また、1Q時点で黒字転換を果たしたことから、「継続企業の前提に関する重要事象等」の記載を解消している。
 なお、株価は足もと業績回復を織り込んだ上昇が続いていたことから、材料出尽くしによる売りが優勢となっている。

★9:14  島忠-3日ぶり反落 3Q累計営業益15%減 ライフスタイルの多様化や競争の激化響く
 島忠<8184.T>が3日ぶり反落。同社は11日に、19.8期3Q累計(9-5月)の営業利益は70.4億円(前年同期比15.4%減)だったと発表した。通期の会社計画90.1億円に対する進ちょくは78.1%となっている。
 低迷の続く売上を回復するために、まず、顧客に来店してもらうことが最重要であると考え、各地域ごとに異なる顧客のニーズに対応できるよう、既存店の改装、テナントの導入、フランチャイズ加盟による新業態の導入などを行い来店客数の増加に取り組んだ。しかし、小売業界における顧客のライフスタイルの多様化による消費行動の変化や、業種業態の垣根を超えた競争の激化が響き、減益となった。

★9:14  サンバイオ-SMBC日興が目標株価引き下げ 株価は踊り場が続こう
 サンバイオ<4592.T>が小安い。SMBC日興証券では、SB623慢性脳梗塞P2b試験の発表まで、株価は踊り場が続こうとコメント。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は8800円→4100円と引き下げた。
 同社は2018年11月、SB623の外傷性脳損傷(TBI)を対象としたP2試験で主要評価項目を達成と発表。一方、2019年1月、SB623の慢性脳梗塞を対象としたP2b試験では、主要評価項目未達と発表。2つの疾患の特性上、慢性脳梗塞での成功確率は高いと考えられていたため、脳梗塞P2b試験についての発表後、株価は急落した。同社はSB623の慢性脳梗塞での開発を続行することを表明しているが、詳細な解析結果、開発スケジュールの発表までアクションが取りづらい状態が続く見通しとした。


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