前場コメント No.14 住友商事、タケダ機械、アコム、インテリックス、三井物産など

2019/07/12(金) 11:30
★10:09  住友商事-大和が目標株価引き上げ 非資源中心に安定した収益増が続く
 住友商事<8053.T>が小高い。大和証券では、非資源中心に安定した収益増が続くと想定。投資判断「1(買い)」を継続、目標株価は2130円→2150円と引き上げた。
 大和では(親会社株主に帰属する)純利益を前19.3期実績3205億円に対して、今20.3期3400億円(会社計画3400億円)、来21.3期3450億円、22.3期3500億円と予想。インフラ、不動産の高収益が継続するのに加えて、輸送機・建機や鋼管など非資源中心に安定した収益増加が期待できるとした。

★10:11  タケダ機械-急落 今期最終益9%減見込む 前期は42%増益着地
 タケダ機械<6150.T>が急落。同社は11日に、20.5期通期の連結純利益予想を5.8億円(前期比9.4%減)と発表した。
 「顧客視点のものづくり」を基本原点に、積極的な新製品開発の促進、海外売上高の拡大、提案営業の展開、保守サービスの充実、IT技術の活用による付加価値の改善などに徹底して取り組むとしている。
 併せて発表した、19.5期通期の連結純利益は6.4億円(前の期比41.7%増)だった。顧客の人手不足による労働環境のひっ迫を受け、省人化・省段取りに対応した製品販売が好調に推移したことが寄与した。

★10:16  アコム-みずほが目標株価引き下げ 上振れ進ちょくだけでは足りない
 アコム<8572.T>がもみ合い。みずほ証券では、上振れ進ちょくだけでは足りないと判断。投資判断「中立」を継続、目標株価は440円→410円と引き下げた。
 例年通り、期初ガイダンスは保守的な設定とみずほでは考えているとし、上振れの可能性が高いと判断。ただし、中長期的な成長ストーリーは依然として想定しにくいとした。競合のアイフル(8515)と比較してバリュエーション面での割安さも見出し難い。
 新中計における22.3期営業利益目標は910億円と、利息返還費用を除いた前19.3期実績の約970億円を下回る。前中計期間で成長けん引役として位置づけられていた信用保証事業や海外金融事業に対して、従来ほど強い伸びを期待し難くなっていることは事実であるが、計数目標は非常に保守的な設定に映るとした。

★10:21  インテリックス-大幅反落 今期営業益30%減見込む 自社株買いも発表
 インテリックス<8940.T>が大幅反落。同社は11日に、20.5期通期の連結営業利益予想は11.6億円(前期比30.4%減)と発表した。市場コンセンサスは15.5億円。
 その他不動産事業において前期の商業ビルなどの売却による利益寄与が大きかった反動や、クラウドファンディング事業をはじめとする新事業分野への先行的な開発コストの増加などにより、減益を見込んでいる。
 また、19.5期通期の連結営業利益は16.7億円(前の期比7.2%増)だった。リノヴェックスマンション販売の利益の減少があったものの、その他不動産事業における一棟もの商業ビルの売却などが寄与した。
 併せて、上限45万株・3億円の自己株取得枠を設定することも発表した。取得期間は7月12日~11月22日。自己株式を除いた発行済み株式総数に対する割合は5.0%。

★10:21  三井物産-大和が目標株価引き下げ 現中計の成功が次期中計への期待を醸成
 三井物産<8031.T>が小高い。大和証券では、現中計の成功が次期中計への期待を醸成するとみて、投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続した。目標株価は2180円→2150円と引き下げた。
 大和では(親会社株主に帰属する)純利益を前19.3期実績4142億円に対して、今20.3期4950億円(会社計画4500億円)、来21.3期4700億円、22.3期4800億円と予想。以下の理由により「強気」の見方を維持するとした。(1)総合商社セクター内での配当利回りの割安感、(2)タイトな鉄鉱石需給、(3)透明度が高い株主還元方針、それによる20.3期増配期待の高まり、(4)現中計の透明度の高さやCF分配の明確さが醸成する、21.3期から始まる次期中計への期待、(5)積極的な成長パイプラインの積み増しによる次期中計での収益拡大。


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