前場コメント No.17 東京応化工業、CSP、日本マイクロニクス、リテールパートナーズ、ジェーソンなど

2019/07/12(金) 11:30
★10:57  東京応化工業-CSが目標株価引き下げ 19.12期の下振れの織り込みが必要
 東京応化工業<4186.T>が反落。クレディ・スイス証券では、半導体市況回復前に今19.12期の下振れの織り込みが必要と判断。投資評価「NEUTRAL」を継続、目標株価は3300円→2980円と引き下げた。
 営業利益は今19.12期72億円(会社計画105億円)を予想。日本政府による韓国へのレジストの輸出規制の同社業績への影響はないとみられるが、今19.12期は(1)メモリーメーカーの減産や、過剰在庫の状況から微細化投資を補う生産能力増強投資がなく、レジストの需要減が見込まれる点、(2)東芝メモリ停電影響、(3)装置事業ではコスト面の高さからTSVの投資の動きが活発化していないことなどから、会社計画下振れを予想。
 足元の今19.12期IBESコンセンサスベースのPERは20倍程度と、営業利益が60億~78億円程度であった11.3期~13.3期の水準の15倍程度に対べて割高。今19.12期業績下振れリスクは織り込まれておらず、短期的に株価は調整すると予想。

★10:57  CSP-3日ぶり反落 1Q営業益11%増も材料出尽くし
 CSP(セントラル警備保障)<9740.T>が3日ぶり反落。同社は11日に、20.2期1Q(3-5月)の連結営業利益は11.6億円(前年同期比11.2%増)だったと発表した。上期の会社計画19.1億円に対する進ちょくは60.5%となっている。
 セキュリティ事業が、常駐警備部門において沖縄の海上警備と鉄道関連向けの警備強化への対応が好調に推移したことなどから、増益となった。また、ビル管理・不動産事業が増益となったことも寄与した。しかし、株価は決算期待で上昇していたこともあり、材料出尽くしで売りが優勢となっている。

★11:04  日本マイクロニクス-CSが目標株価引き下げ 業績の本格回復は見通せず
 日本マイクロニクス<6871.T>が3日ぶり反落。クレディ・スイス証券では、メモリー投資低迷により、業績の本格回復は見通せないと判断。投資評価「UNDERPERFORM」を継続、目標株価は870円→720円と引き下げた。
 足元ではHuaweiへの禁輸に関連して同社顧客のメモリーメーカーの投資が一時的に活発になっており、プローブカードの受注を押し上げているとみられる。しかし、DRAMメーカーが過剰在庫を抱えて20年を迎えることから、顧客の投資が低迷すると想定。また、7月3日開催の工場見学会でロジック向けプローブカードの拡販には時間を要すること、DDR5でのプローブカード需要を同社は期待していないことを確認。そのため、ロジック向けの拡販も織り込んでいるとみられる今19.9期計画は若干ながら下振れと予想。
 4月末に今19.9期1~3Q計画の上方修正が発表されて以来、今19.9期実績の上振れ期待が株価に織り込まれているとみること、同社主要顧客であるDRAM/NANDメーカーの投資が低迷することで来20.9期業績も前年比9%増益にとどまるとみることから、当面株価は調整すると予想。

★11:06  リテールパートナーズ-4日ぶり反落 1Q営業益20%減 人件費など販管費が増加
 リテールパートナーズ<8167.T>が4日ぶり反落。同社は11日に、20.2期1Q(3-5月)の連結営業利益は9.8億円(前年同期比19.6%減)だったと発表した。営業収益は前年同期並みだったが、人件費など販管費の増加が響いた。上期の会社計画28.0億円に対する進ちょくは35.1%となっている。

★11:07  ジェーソン-4日ぶり反落 1Q営業益7%減 キャッシュレス決済対応費用かさむ
 ジェーソン<3080.T>が4日ぶり反落。同社は11日に、20.2期1Q(3-5月)の連結営業利益は2.4億円(前年同期比6.8%減)だったと発表した。上期の会社計画4.7億円に対する進ちょくは50.2%となっている。
 キャッシュレス決済の実現に向けたレジなどの先行投資を進めたことから減益となった。

★11:14  マネジメントソリューションズ-大幅反発 みずほでは「成長のカギとなる増員が進展」
 マネジメントソリューションズ<7033.T>が大幅反発。みずほ証券では、投資判断や目標株価は未付与も、成長のカギとなる増員が進展していると注目するレポートを公表している。
 今19.10期上期業績は売上高17億8500万円(前年同期比30.0%増)、営業利益1億6300万円(同67.1%増)、当期利益1億0600万円(同78.6%増)となり、社内の上期会社計画に対して超過達成。通期会社計画は期初計画が据え置かれている。
 みずほでは、今19.10期業績について売上高は会社計画を上回る一方で、同下期に採用する人員に関する先行費用を勘案して営業利益は会社計画並みを予想。ただし、成長のカギとなる増員が進展している点は、中期的な観点からはポジティブに評価できると考えているとした。


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