前場コメント No.1 積水ハウス、東宝、サッポロHD、レナウン、IDOMなど

2019/07/16(火) 11:30
★9:00  積水ハウス-3日続伸 不透明な環境下で優位性が高まる 「買い」へ引き上げ
 積水ハウス<1928.T>が3日続伸。シティグループ証券では、不透明な環境下で同社の優位性が高まっていると判断。投資評価を「2(中立)」→「1(買い)」、目標株価を2000円→2200円と引き上げた。
 同社については国内戸建住宅事業の依存度の高さから今後、住宅市場縮小の影響により利益成長が乏しいという見方がある。しかし、営業利益全体に占める戸建住宅の比率は前19.3期で19%と低く、今後の消費増税による戸建住宅縮小の影響は他事業で十分オフセットできると判断。賃貸アパート、リフォーム、不動産フィー事業を中心に安定的に業績は拡大するとみられる。
 同社は国内事業がメインであり、為替動向や米中の貿易摩擦、地政学上のリスクなどの影響を受けにくく、高配当、ディフェンシブ銘柄として今後もアウトパフォームする可能性が高い。足元のファンダメンタルズは堅調に推移しており、完成工事利益率の改善や受注の拡大により、コンセンサスを上回る利益成長を予想。

★9:00  東宝-反発 通期営業益を上方修正 1Q営業益25%増
 東宝<9602.T>が反発。同社は12日に、20.2期通期の連結営業損益予想を従来の430億円から450億円(前期並み)に引き上げると発表した。1Qにおいて、映画営業事業・映画興行事業を中心に映画事業全体が好調に推移したため、期首の業績予想を修正した。市場コンセンサスは522億円。
 併せて発表した、20.2期1Q(3-5月)の連結営業利益は160億円(前年同期比25.4%増)だった。
 映画営業事業のうち製作部門では、「名探偵コナン紺青の拳」「キングダム」などの5本の映画の共同製作を行い、劇場用映画「アルキメデスの大戦」などの制作を行った。
 映画営業事業のうち配給部門では、1Qの封切作品として、前記作品のほか、「映画ドラえもんのび太の月面探査記」「映画クレヨンしんちゃん新婚旅行ハリケーン~失われたひろし~」や、東宝グローバルプロジェクト作品の「名探偵ピカチュウ」「ゴジラキング・オブ・モンスターズ」を含む9本を、東宝東和などにおいて「バンブルビー」などの3本を配給した。

★9:00  サッポロHD-買い気配 JPモルガンが「Neutral」へ引き上げ ビール営業の王道を行く
 サッポロホールディングス<2501.T>が買い気配。JPモルガン証券では、「ビール営業の王道を行く」と注目。投資判断を「Underweight」→「Neutral」、目標株価を2200円→2500円と引き上げた。
 数年前までの業界全体でのミックス改善機運はすっかり消えたと判断。日本のビール業界では新ジャンルに注力する数量シェア合戦が繰り広げられ、ミックス悪化の一途をたどる悲惨な状況。デフレ一色の業界環境の中、サッポロはビール数量を伸ばせている異色な存在。業績予想の上方修正に伴い、投資判断を「Neutral」に引き上げるとした。

★9:01  レナウン-買い気配 1Q営業黒字転換 商品オペレーションや店舗運営の効率化が寄与
 レナウン<3606.T>が買い気配。同社は12日に、20.2期1Q(3-5月)の連結営業損益は8億2700万円の黒字(前年同期は3400万円の赤字)だったと発表した。上期会社計画17億円の赤字は据え置いた。
 商品オペレーションの効率化に努めたことにより売上高および売上総利益が増加した。また、店舗運営の効率化などにより販管費が減少したことも寄与した。

★9:01  IDOM-買い気配 1Q営業益4.0倍 国内直営店の小売台数増が寄与
 IDOM<7599.T>が買い気配。同社は12日に、20.2期1Q(3-5月)の連結営業利益は15.1億円(前年同期比4.0倍)だったと発表した。上期の会社計画18.5億円に対する進ちょくは81.6%となっている。
 国内が、新規に出店した店舗の稼働を含め国内直営店の小売台数が増加したことで、増益となったことが寄与した。


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