前場コメント No.14 SOU、ユナイテッドアーバン、フィルカンパニー、PRTIMES、OKIなど

2019/07/16(火) 11:31
★9:51  SOU-急落 3Q累計営業益5%増も材料出尽くし
 SOU<9270.T>が急落。同社は12日に、19.8期3Q累計(9-5月)の連結営業利益は15.4億円(前年同期比5.4%増)だったと発表した。通期の会社計画22.0億円に対する進ちょくは69.9%となっている。
 「なんぼや」については10店舗の新規出店と3店舗の移転を実施。「古美術八光堂」については1店舗を新規出店し、こちらは「古美術八光堂」としては初の百貨店進出なった。買取事業ブランド全体としての集客・運営効率化のため実施した退店、および移転を合わせ、3Q末における買取店舗数はグループ全体で72店舗(うち2店舗は移転に際し並行稼働中の旧店舗であり今期中の退店を予定)となったことなどが寄与した。しかし株価は、決算期待で上昇していたこともあり、材料出尽くしで売りが優勢となっている。

★9:55  ユナイテッドアーバン-野村が目標株価引き上げ テナント退去を好機に変えられるか
 ユナイテッド・アーバン投資法人<8960.T>が小高い。野村証券では、テナント退去を危機から好機に変えられるか注目。レーティング「Buy」を継続、目標株価を19.90万円→21.40万円と引き上げた。
 物件運営面で課題が浮上。保有する「日立ハイテクビルディング」の1棟借りテナントである日立ハイテクノロジーズ(8036)が、20年に本社を移転することを4月25日に発表。日立ハイテクから解約予告を受領していないものの、20.5期に退去する前提で今回、同投資法人は業績予想を公表。保有するオフィスビル全体の稼働率は現在の99%に対し、当該テナントの退去や「KDDI府中ビル」の1棟借りテナント退去で20.5期には93%台へ低下する可能性がある。
 しかし「日立ハイテクビルディング」については、東京都心のオフィス空室率が非常に低位な中、港区虎ノ門でまとまった面積を借りられるとなれば、好条件で後継テナントが決まる可能性がある。内部成長の種とできる展開に期待するとした。

★9:57  フィルカンパニー-大幅反発 上期営業益73%増で着地 会社計画上回る
 フィル・カンパニー<3267.T>が大幅反発。同社は12日に、19.11期上期(12-5月)の連結営業利益は2.0億円(前年同期比73.3%増)だったと発表した。上期の会社計画は1.5億円だったので、着地は上振れた。「開発販売スキーム」の売上高が当初見込んでいた金額を上回ったことが寄与した。

★10:00  PR TIMES-急騰 1Q営業益51%増 上期進ちょくは73%
 PR TIMES<3922.T>が急騰。同社は12日に、20.2期1Q(3-5月)の連結営業利益が2.0億円(前年同期比50.7%増)だったと発表した。上期の会社計画2.8億円に対する進ちょくは72.7%。
 ニュースリリース配信サイト「PR TIMES」の利用企業社数が2019年5月に3万社を突破し、国内上場企業のうち約36%に達したことが奏功した。

★10:04  OKI-4日続伸 当面の業績は市場期待より強いと想定 「買い」へ引き上げ
 OKI<6703.T>が4日続伸。ゴールドマン・サックス証券では、当面の業績は市場期待より強いと想定。投資判断を「中立」→「買い」、目標株価を1500円→1650円と引き上げた。
 比較的安定的な情報通信事業(売上高、営業利益構成は42%、58%。18年度実績)を持ち合わせている一方で、ATM事業、プリンター事業の2つの事業は、中長期的には需要の縮小リスクがあるとの見方には変更はなし。ただし、ATM事業は国内の大口案件の寄与から、今後2年は少なくとも一定水準のビジネス規模を維持すると見受けられる。また、プリンター事業に関しても、今春から本格投入されているラベルプリンターのOEM(相手先ブランドでの製造)ビジネスが上期業績を押し上げると見られる。さらに、情報通信では、ディフェンスやネットワークの堅調なモメンタムが想定される。これらがけん引役となって、当面の業績は市場の期待を超過する可能性が高く、株価がこの点を好感すると考えるとした。


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