前場コメント No.8 アステラス製薬、ハナツアー、チェンジ、ギフト、アスクルなど

2019/07/17(水) 11:31
★9:13  武田-3日続落 iPS細胞を用いたがん免疫療法の開発を開始
 武田薬品工業<4502.T>が3日続落。同社は16日、京都大学iPS細胞研究所と共同で研究を進めていたCAR-T療法に関する研究成果について、両社の共同研究プログラムであるT-CiRAから武田薬品に継承されたと発表した。
 CAR-T療法は、免疫細胞の一種であるT細胞の遺伝子を、特定のがん細胞を認識して破壊することができるように改変する免疫療法の一種で、2021年の試験実現を目指す。なお、株価へのポジティブな反応は限定的。

★9:14  アステラス製薬-底堅い エンホルツマブ ベドチンの生物学的製剤承認申請をFDAに提出
 アステラス製薬<4503.T>が底堅い。同社は17日8時45分に、Seattle Geneticsと共同で開発を進めている抗体-薬物複合体エンホルツマブ ベドチンについて、迅速承認制度のもと、生物学的製剤承認申請を米国食品医薬品局(FDA)に提出したと発表した。
 この申請は、術前または術後の補助化学療法として、あるいは局所進行または転移した状態において、白金製剤およびPD-1またはPD-L1阻害剤による治療歴のある局所進行性または転移性尿路上皮がん患者を対象にするものとしている。

★9:15  ハナツアー-3日続落 「トリップアドバイザー」とデータ連携開始
 HANATOUR JAPAN<6561.T>が3日続落。同社は16日に、トリップアドバイザー(米国マサチューセッツ州)とデータ連携(API連携)を開始したと発表した。
 観光施設の入場券・オプショナルツアー・交通パスなどの提供をする同社の旅行商材販売システム「Japan Topken」とトリップアドバイザーを連携させることにより、同社の商品をトリップアドバイザーのプラットフォームを通して販売することで売り上げの拡大を図るとしている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★9:15  チェンジ-底堅い 「従業員の健康状態モニタリング」サービス提供開始
 チェンジ<3962.T>が底堅い。同社は16日に、従業員の健康状態をモニタリングし、ストレスレベルやエネルギーレベルの把握・分析を行い、企業の生産性向上につなげるサービスの提供を開始すると発表した。
 今回開始するサービスは、ススマホを利用することで、従業員のメンタルヘルスの不調を早期に発見したり、体調の不調を客観的なデータとして把握することを容易にするとしている。

★9:16  ギフト-続伸 ラーメン天華とケイアイケイフーズを子会社化 北関東の事業基盤強化
 ギフト<9279.T>が続伸。同社は16日に、ラーメン天華およびケイアイケイフーズの株式を取得し、子会社化すると発表した。
 ラーメン天華は、北関東を中心に大変高い評価を受けているラーメン店9店舗を展開するラーメン企業であり、ケイアイケイは、自社製麺と自社製造の宇都宮餃子などの食材の供給をラーメン天華各店舗および他社のラーメン店舗に行っている。
 同社グループは、ラーメン天華およびケイアケイをグループに迎え入れることにより、北関東での事業基盤を強化するとしている。

★9:20  アスクル-反発 経営権を巡る騒動がぼっ発と報道 ヤフーが岩田社長に退陣を要求
 アスクル<2678.T>が反発。同社で経営権を巡る騒動がぼっ発したと、現代ビジネスが7月17日早朝にWEB版で記事を配信しており、材料視されているもよう。
 記事によると、発行済み株式の45%を握る筆頭株主のヤフー<4689.T>が6月末、突如としてアスクルの岩田彰一郎社長に退陣を要求していたことが判明。アスクル側は指名報酬委員会や取締役会など正規の手続きを経て決定した取締役候補であることを理由に、ヤフー側の要求を拒否。8月2日の定時株主総会に向けて7月16日に公表した総会招集通知には、岩田社長を含む取締役10人の選任議案を掲載した。これに対してヤフー側は、この会社提案に対して、株主総会で反対する意向を会社側に伝えたもようと報じられている。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,628.48 -831.60
TOPIX 2,663.53 -47.20
グロース250 640.12 -15.48
NYダウ 38,460.92 -42.77
ナスダック総合 15,712.75 +16.11
ドル/円 155.66 +0.35
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ