富士通-3日ぶり反発 環境発電デバイスの発電効率を最適設計により向上させる技術開発
富士通<6702.T>が3日ぶり反発。同社傘下の富士通研究所は19日に、エネルギーハーベスティング(環境発電)などで使われる磁気デバイスにおいて、平面状(2次元)に複数配列した磁石に対し、磁束密度を最大化するための最適配置を求める計算を、組合せ最適化問題を高速に解く次世代アーキテクチャー「デジタルアニーラ」で可能にする技術を開発したと発表した。
今回、1つ1つの磁石をどのように配置すれば磁束密度を最大化できるかを「デジタルアニーラ」で計算できる技術を開発し、これまで難しかった計算を数秒で解くことができるほか、発電効率も16%向上させることが可能になった。
これにより、従来以上に発電効率が高い磁気デバイスの設計を迅速に計算でき、エネルギーハーベスティングデバイスなど自然エネルギーを利用可能とする発電装置のさらなる普及が期待できるとしている。
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