アサヒ-売り気配 AB InBevの豪州事業を1.2兆円で買収

2019/07/22(月) 09:03
 アサヒグループホールディングス<2502.T>が売り気配。同社は19日に、Anheuser-Busch InBev(以下、AB InBev)が豪州で保有する全事業(以下、CUB事業)の取得についてAB InBev社と合意したと発表した。    CUB事業は、豪州ビール市場のトップブランドである「Carlton」や「Great Northern」などの商品に加えて、高いマーケティング力や商品開発力を有しているという。  同社は、今後は、CUB事業の広範なディストリビューションネットワークを取得できることに加えて、同等の売り上げ機模である既存の豪州事業との組み合わせにより、調達などでスケールメリットを享受することが可能になる。また、この取引により、既存事業を含めた豪州事業のEBITDAは約1000億円と欧州事業と同規模となり、日本の2000億円規模と合わせて3極体制が整うことになるとしている。  取得価格は160億豪ドル(約1兆2096億円)で、クロージングは遅くとも2020年1Q中を予定している。
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