前場コメント No.10 スクリーン、堀場製作所、出光興産、オービック、塩野義製薬など
★9:31 スクリーン－ＭＳＭＵＦＧが目標株価引き上げ 粗利益率や在庫に注目
ＳＣＲＥＥＮホールディングス<7735.T>が4日続伸。モルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券では、投資判断「Equal-weight」を継続、目標株価は4000円→5700円と引き上げた。
同社の半導体装置事業は先端ファンダリ・ロジック向け売上高比率が高く、ＴＳＭＣが19年設備投資ガイダンスを引き上げたことから、直近で株価が大きくリバウンドしている。ただし、ＭＳＭＵＦＧでは、ＴＳＭＣの19年設備投資増額は5nm投資が前倒しされたためであり、20年には設備投資は減少すると予想している。また、スクリーンは収益構造の改善に取り組んでいるものの、19年は生産が低水準にとどまると予想されるなか、固定費増の負担が大きく、収益構造改善が顕在化するタイミングが遅れるリスクが考えられる。収益構造改善への取り組みをみるうえで、粗利益率、在庫に注目するとした。
ＳＣＲＥＥＮホールディングス<7735.T>が4日続伸。モルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券では、投資判断「Equal-weight」を継続、目標株価は4000円→5700円と引き上げた。
同社の半導体装置事業は先端ファンダリ・ロジック向け売上高比率が高く、ＴＳＭＣが19年設備投資ガイダンスを引き上げたことから、直近で株価が大きくリバウンドしている。ただし、ＭＳＭＵＦＧでは、ＴＳＭＣの19年設備投資増額は5nm投資が前倒しされたためであり、20年には設備投資は減少すると予想している。また、スクリーンは収益構造の改善に取り組んでいるものの、19年は生産が低水準にとどまると予想されるなか、固定費増の負担が大きく、収益構造改善が顕在化するタイミングが遅れるリスクが考えられる。収益構造改善への取り組みをみるうえで、粗利益率、在庫に注目するとした。
★9:36 堀場製作所－ＭＳＭＵＦＧが目標株価引き上げ 3D-NAND投資が早期に再開されるか注目
堀場製作所<6856.T>が3日続伸。モルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券では、投資判断「Equal-weight」を継続も、目標株価は5200円→6300円と引き上げた。
同社の半導体製造装置向けマスフローコントローラーは競争力・収益性が高く、エッチング装置向けのエクスポージャーが高い。3D-NAND投資が早期に再開されれば、アップサイドは大きい。
一方、欧州、日本でのWLTP（Worldwide harmonized Light vehicles Test Procedure：国連が提唱する世界統一排ガス試験法）の導入・対応が進んだとみられることで、今後の排ガス分析装置の需要のドライバーは新興国にシフトしている。新興国向けミックスが増加していくなかでの業績を慎重にみて、19～20年の自動車計測システムの営業利益を（18年の一時的な費用がなくなる影響を除けば）ほぼ横ばいと予想しているとした。
堀場製作所<6856.T>が3日続伸。モルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券では、投資判断「Equal-weight」を継続も、目標株価は5200円→6300円と引き上げた。
同社の半導体製造装置向けマスフローコントローラーは競争力・収益性が高く、エッチング装置向けのエクスポージャーが高い。3D-NAND投資が早期に再開されれば、アップサイドは大きい。
一方、欧州、日本でのWLTP（Worldwide harmonized Light vehicles Test Procedure：国連が提唱する世界統一排ガス試験法）の導入・対応が進んだとみられることで、今後の排ガス分析装置の需要のドライバーは新興国にシフトしている。新興国向けミックスが増加していくなかでの業績を慎重にみて、19～20年の自動車計測システムの営業利益を（18年の一時的な費用がなくなる影響を除けば）ほぼ横ばいと予想しているとした。
★9:40 出光興産－野村が目標株価引き下げ 夏期のガソリンマージン改善の可能性に注目
出光興産<5019.T>が小高い。野村証券では、夏期のガソリンマージン改善の可能性に注目。レーティング「Buy」を継続も、目標株価は3920円→3770円と引き下げた。
石化および石炭市況の下落を主因に、今20.3期（目標株価の算定基準期）～22.3期の在庫影響などを除く修正EPS予想を下方修正。ただし、現行株価は19年夏期のガソリンマージン改善やIMO規制による19年10～12月期からの軽油マージン改善の可能性と、会社方針に基づく株主還元の拡大余地を反映していないとの見方を維持。
上記下方修正後（19年7月から20年3月平均のマージンが19.3期並みの11.2円との前提）でも、今20.3期予想基準の総還元利回りは7.2％（7月19日終値）。Nghi Son製油所の業績に影響が大きいシンガポール市場のガソリンマージンが足元で改善傾向にある点は、株価にプラス要因とした。
出光興産<5019.T>が小高い。野村証券では、夏期のガソリンマージン改善の可能性に注目。レーティング「Buy」を継続も、目標株価は3920円→3770円と引き下げた。
石化および石炭市況の下落を主因に、今20.3期（目標株価の算定基準期）～22.3期の在庫影響などを除く修正EPS予想を下方修正。ただし、現行株価は19年夏期のガソリンマージン改善やIMO規制による19年10～12月期からの軽油マージン改善の可能性と、会社方針に基づく株主還元の拡大余地を反映していないとの見方を維持。
上記下方修正後（19年7月から20年3月平均のマージンが19.3期並みの11.2円との前提）でも、今20.3期予想基準の総還元利回りは7.2％（7月19日終値）。Nghi Son製油所の業績に影響が大きいシンガポール市場のガソリンマージンが足元で改善傾向にある点は、株価にプラス要因とした。
★9:44 オービック－野村が目標株価引き上げ ERP・クラウドを軸に高成長が続く
オービック<4684.T>がもみ合い。野村証券では、ERP・クラウドを軸に高成長が続いており、業績安定性も評価。レーティング「Buy」を継続、目標株価は14000円→14200円と引き上げた。
4～6月期（Q1）営業利益は104億円（前年同期比17％増益）と、QUICKコンセンサス（101億円）をやや上回り、2ケタ増益が継続。クラウドサービス（IaaS）やERP需要の拡大に伴い、利益率改善を伴った成長が続いている。クラウド、ERPともに受注環境も好調で、Q2以降も好業績が続く見通し。クラウドや保守中心に需要環境が予想以上に好調な点を反映し、野村予想を小幅に上方修正。今20.3期営業利益は423億円（前期比11％増益）と、会社計画（410億円：同8％増益）を上回る見方を維持するとした。
オービック<4684.T>がもみ合い。野村証券では、ERP・クラウドを軸に高成長が続いており、業績安定性も評価。レーティング「Buy」を継続、目標株価は14000円→14200円と引き上げた。
4～6月期（Q1）営業利益は104億円（前年同期比17％増益）と、QUICKコンセンサス（101億円）をやや上回り、2ケタ増益が継続。クラウドサービス（IaaS）やERP需要の拡大に伴い、利益率改善を伴った成長が続いている。クラウド、ERPともに受注環境も好調で、Q2以降も好業績が続く見通し。クラウドや保守中心に需要環境が予想以上に好調な点を反映し、野村予想を小幅に上方修正。今20.3期営業利益は423億円（前期比11％増益）と、会社計画（410億円：同8％増益）を上回る見方を維持するとした。
★9:45 塩野義製薬－3日続伸 英ＡＭＲ Ｃｅｎｔｒｅ社とライセンス契約を締結
塩野義製薬<4507.T>が3日続伸。同社は22日、緑膿菌の有するPcrVタンパクを標的とするヒト化モノクローナル抗体COT-143の導出に関する契約をＡＭＲ Ｃｅｎｔｒｅ社（本拠地：英国チェシャー州）との間で締結したと発表した。
今回の契約締結により、ＡＭＲ Ｃｅｎｔｒｅは本抗体の研究、開発、ならびに製造に関するグローバルでの独占的な権利を取得する。同社はＡＭＲ Ｃｅｎｔｒｅが実施する開発計画およびその進捗を確認していくとともに、将来的な販売契約について引き続き協議するとしている。
塩野義製薬<4507.T>が3日続伸。同社は22日、緑膿菌の有するPcrVタンパクを標的とするヒト化モノクローナル抗体COT-143の導出に関する契約をＡＭＲ Ｃｅｎｔｒｅ社（本拠地：英国チェシャー州）との間で締結したと発表した。
今回の契約締結により、ＡＭＲ Ｃｅｎｔｒｅは本抗体の研究、開発、ならびに製造に関するグローバルでの独占的な権利を取得する。同社はＡＭＲ Ｃｅｎｔｒｅが実施する開発計画およびその進捗を確認していくとともに、将来的な販売契約について引き続き協議するとしている。
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