前場コメント No.8 三菱自動車、栗田工業、チヨダ、日本車両製造、メディアシークなど

2019/07/25(木) 11:31
★9:33  三菱自動車-急落 1Q営業益86%減 在庫調整や為替が利益押し下げ
 三菱自動車<7211.T>が急落。同社は24日、20.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は39.0億円(前年同期比86.3%減)だったと発表した。通期の会社計画900億円に対する進ちょくは42.9%となっている。
 中国・米国・欧州など主要市場での需要低迷を受け、昨年度後半に膨らんだ流通在庫の圧縮を実施したことが影響した。ユーロ安や豪ドル安など為替も利益を押し下げたとしている。

★9:35  コマツと日立建機-下落 キャタピラー株が大幅安で 4~6月期決算は市場予想に未達
 コマツ<6301.T>、日立建機<6305.T>ともに下落。7月24日の取引で米建機最大手のキャタピラー株が大幅に下落したことが材料。寄り前に発表された4~6月期決算は関税によるコスト増などで売上高、利益ともに市場予想を下回った。株価は一時、前日比9.65ドル安(-6.99%)の128.45ドルまで下落し、6.19ドル安(-4.48%)の131.91ドルで終了した。

★9:36  栗田工業-もみ合い 「きぼう」向け「水再生技術実証システム」をJAXAに納入
 栗田工業<6370.T>がもみ合い。同社は7月24日大引け後に、宇宙航空研究開発機構(JAXA)に、国際宇宙ステーション/「きぼう」日本実験棟で使用する「水再生技術実証システム」のフライト品を納入すると発表した。このシステムは2019年内に打ち上げられ、「きぼう」日本実験棟にて実証試験が開始される予定。

★9:39  チヨダ-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 販売不振に歯止めをかけられるかどうか
 チヨダ<8185.T>が小安い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、販売不振に歯止めをかけられるかどうかがカギと判断。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は1730円→1600円と引き下げた。
 エクイティストーリーは、「販売不振からくる業績伸び悩み」と「株主還元方針による株価下支え」。同社は前19.2期まで3期連続の減収・2ケタ営業減益となり、今20.2期1Q(3~5月)も靴事業・衣料品事業ともに不振が続き、3.2%減収・28.2%営業減益となった。
 株価は利益水準が大きく低下したものの、株主還元方針のうち「DOE3.5%以上目標」により下支えされる見通し。ただし、引き続き、株価が上向くには新経営陣による施策でまずは既存店売上高の落ち込みに歯止めをかける必要があると考えているとした。

★9:40  日本車両製造-急騰 1Q営業益3%増 上期計画を超過
 日本車両製造<7102.T>が急騰。同社は24日に、20.3期1Q(4-6月)の連結営業利益が16.5億円(前期比3.4%増)だったと発表した。上期の会社計画15.0億円を超過している。
 鉄道車両事業は好調で、建設機械事業の落ち込みを吸収して増益となった。なお、20.3期通期の業績予想は据え置いている。

★9:43  メディアシーク-反落 ベンチャー企業に投資する「メディアシークキャピタル」設立
 メディアシーク<4824.T>が反落。同社は7月24日大引け後に、先進的なベンチャー企業を対象とする投融資、およびビジネスインキュベーション事業を推進する全額出資子会社として、メディアシークキャピタル(東京都港区)を設立すると発表した。将来有望なベンチャー企業に対する支援を拡大するもの。

★9:44  ソフトバンクG-UBSが目標株価引き上げ 割安という見方は変わらず
 ソフトバンクグループ<9984.T>が5日続伸。UBS証券では、割安という見方は変わらずとコメント。レーティング「Buy」を継続、目標株価を6450円→6670円と引き上げた。
 投資会社に変ぼうする中で保有する資産価値に対し、株価は割安な水準にあるという見方に変わりはなし。ソフトバンク(9434)の上場により保有する資産価値の可視化がもう一段進んだ一方で、最大の注目点であるビジョン・ファンドは事業の性格上、むしろ業績見通しがつき難く、投資先のIPOの動向や四半期決算を確認しつつ、中長期的にその評価がなされていくと考えられるとした。


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