前場コメント No.4 日産自動車、富士通ゼネラル、日立建機、信越化学、ギークスなど

2019/07/26(金) 11:30
★9:05  LINE-5日続伸 台湾でサブスクリプション型音楽ストリーミングサービスをスタート
 LINE<3938.T>が変わらずを挟んで5日続伸。同社は7月25日大引け後に、LINE Taiwanが、サブスクリプション型音楽ストリーミングサービス「LINE MUSIC Taiwan」を台湾にてスタートしたと発表した。
 台湾の音楽市場は、デジタル音楽コンテンツのユーザーは34%、有料音楽ストリーミングサービスを利用しているユーザーはわずか6%となっており、新たに音楽ストリーミングサービスがスタートしていくタイミングにあると着目。「LINE」と連携することで、より便利で新しい音楽体験を提供することが可能とした。

★9:06  日産自動車-続落 1Q営業益99%減 1万2500人人員削減も発表
 日産自動車<7201.T>が続落。同社は25日に、20.3期1Q(4-6月)の連結営業利益が16億円(前年同期比98.5%減)だったと発表した。通期の会社計画2300億円に対する進ちょくは0.7%。
 販売正常化に向けた取り組みの継続による販売台数の減少や、規制対応に向けた投資、原材料費、為替などの外部要因が収益を圧迫したとしている。なお、20.3期通期の業績予想については据え置いている。
 また、同日に1万2500人の人員削減と生産能力を1割減らす構造改革策についても発表した。

★9:06  富士通ゼネラル-野村が目標株価引き上げ 1Qは欧州で空調機の販売が好調
 富士通ゼネラル<6755.T>が反発。野村証券では、1Qは欧州で空調機の販売が好調と判断。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は1650円→1700円と引き上げた。
 空調機市場はグローバルで拡大が続いており、北米における省エネ規制の強化や、インドにおける普及率上昇が、同社の中期的な事業機会となる見通し。一方で、短期業績は素材・部品市況や為替変動の影響を受けやすい点に注意が必要。欧州の猛暑などにより足もとの空調市場は好調に推移しているが、ユーロや豪ドルに対する円高影響もあって、営業利益見通しは従来予想を据え置いたとした。目標株価は来21.3期のEPS予想124円にPER13~14倍を適用し、1700円と算出。

★9:07  日立建機-急落 1Q営業益17%減 中国ほか新興国向けが不振
 日立建機<6305.T>が急落。同社は25日に、20.3期通期の連結営業利益(IFRS)が229億円(前年同期比17.0%減)だったと発表した。通期の会社計画860億円に対する進ちょくは26.6%。
 建設機械のセグメント売上高は、北米は好調だったほか欧州も微減にとどまった。一方で中国で前年同期比17.8%減収となったほか、インド、中南米、アフリカなど新興国向けで大きな減少となったことが響き、減益となった。

★9:07  信越化学-MSMUFGが目標株価引き上げ 時価総額5兆円超えが視界に
 信越化学工業<4063.T>が底堅い。モルガン・スタンレーMUFG証券では、時価総額5兆円超えが視界にとコメント。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を12500円→13500円と引き上げた。
 19年度1Q決算を受け、19年度以降の業績予想を見直し。同社同様に19年度2Q以降の為替想定は108円/ドル(従来は110円)とした。300mmウエハーの市場シェア拡大など半導体シリコンの想定以上の出荷増などにより、3期間の業績予想を上方修正。
 19年度1Qの2ケタ営業増益はポジティブサプライズ。18年度後半に実施した19年度に備えた保守的な会計による効果や半導体シリコンでの大幅増益、市況低下の中で収益悪化を最小限にとどめた塩ビ事業の競争力などによる。19年度は化学業界の中で数少ない増益企業となりそう。20年度ベースのネットキャッシュ控除後のP/Eは9倍程度と割安感が強い。トップピック推奨を継続。

★9:08  ギークス-急騰 1株を2株に分割
 ギークス<7060.T>が急騰。同社は25日に、株式分割を行うと発表した。8月31日を基準日として普通株式を1株につき2株の割合で分割する。


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