前場コメント No.1 任天堂、アンリツ、メディシノバ、オリエンタルランド、アルプスアルパインなど

2019/07/31(水) 11:30
★9:00  任天堂-売り気配 1Q経常益49%減 ニンテンドー3DSの落ち込みや為替差損の発生響く
 任天堂<7974.T>が売り気配。同社は30日に、20.3期1Q(4-6月)の連結経常利益は222億円(前年同期比49.3%減)だったと発表した。
 Nintendo Switchは、ハードウェアの販売台数213万台(前年同期比13.2%増)、ソフトウェアの販売本数2262万本(前年同期比25.9%増)となった。しかし、ニンテンドー3DSは、ハードウェアの販売台数20万台(前年同期比44.9%減)、ソフトウェアの販売本数148万本(前年同期比49.7%減)と大きく落ち込んだ。また、為替差損が120億円発生したことも響いた。

★9:00  日野自動車-買い気配 1Q決算で悪材料出尽くしと判断 「買い」へ引き上げ
 日野自動車<7205.T>が買い気配。ゴールドマン・サックス証券では、1Q決算で悪材料出尽くしと判断し、投資判断を「中立」→「買い」と引き上げた。目標株価は1100円を継続。
 Q1営業利益は前年同期比29%減益。IFISコンセンサス予想を18%下振れたが、これで当面の悪材料は出尽くしと判断。収益源であるインドネシア市場の6月販売は過去最低まで低下、それに伴って株価も低迷(同社株は年初来-19%、TOPIX+5%)。マイニング向けトラックの不振は株価に織り込まれたと見られる。金利の低下や為替の安定、さらに官民の投資マインドの回復を踏まえればインドネシア販売の更なる低下は想定し難く、販売回復とともに株価も上向くと考えるとした。

★9:00  アンリツ-買い気配 1Q営業益65%増 5Gチップセットおよび携帯端末の開発需要が順調に推移
 アンリツ<6754.T>が買い気配。同社は30日に、20.3期1Q(4-6月)の連結営業利益(IFRS基準)は27.0億円(前年同期比65.3%増)だったと発表した。
 計測事業が、モバイル市場において5Gチップセットおよび携帯端末の開発需要が順調
に推移したことにより、大幅な増益となった。また、その他の事業(情報通信事業、デバイス事業、物流、厚生サービス、不動産賃貸など)が増益となったことも寄与した。

★9:00  メディシノバ-買い気配 国立循環器病研究センターと共同研究開始
 メディシノバ・インク<4875.T>が買い気配。同社は7月31日8時に、国立研究開発法人 国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)と共同研究契約書を締結したと発表した。MN-001(Tipelkast)が脂質代謝やメタボリックシンドロームなどの疾患に及ぼす作用についての包括的な研究を開始する。

★9:01  オリエンタルランド-5日続伸 1Q営業益7%増 テーマパーク事業減収も諸経費の減少が寄与
 オリエンタルランド<4661.T>が5日続伸。同社は30日に、20.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は319億円(前年同期比7.1%増)だったと発表した。上期の会社計画485億円に対する進ちょくは65.9%となっている。
 テーマパーク事業が減収となったものの、商品・飲食原価率や東京ディズニーリゾート35周年イベント関連費用などの諸経費が減少したことなどが寄与した。

★9:01  アルプスアルパイン-買い気配 悲観的な株価センチメント脱出の転換期 「買い」継続
 アルプスアルパイン<6770.T>が買い気配。ゴールドマン・サックス証券では、悲観的な株価センチメント脱出の転換期と判断。投資判断「買い」を継続、目標株価を2690円→2740円と引き上げた。
 1Q営業利益は59億円とGS予想(30億円)をクリア。上期計画(235億円)/通期計画(500億円)は据え置かれた。GS予想比上振れの主因が主力の電子部品事業である点はポジティブ。1Qはアクチュエーター(OIS/VCM)の旧機種向けの寄与、タッチパネルの中国スマホ向けの寄与が貢献。2Qに向けてもOIS/VCMは季節性に沿った拡大が見込まれる。
 リスク・リターンは良好と判断。これまでの悲観的な株価センチメントを脱出する契機となる決算とみて、株価は反発を予想。


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