後場コメント No.1 日清製粉G、千代田化工建設、カカクコム、小野薬品、アークなど

2019/08/01(木) 15:01
★12:30  日清製粉G-SMBC日興が目標株価引き下げ 想定外の事態への対応力が求められる
 日清製粉グループ本社<2002.T>が3日続落。SMBC日興証券では、想定外の事態への対応力が求められるとコメント。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続も、目標株価は3000円→2800円と引き下げた。
 同社が「成長性に富むBtoB企業」であるという見方に変わりはなし。ただし、1Qは想定外の低調スタートと判断。原因は北米製粉事業で、価格競争が激化。短期の回復は見込み難いが、大手他社の工場閉鎖で供給過剰が徐々に緩和されることを考慮すると、利益苦戦が長期化するとは考えていないとした。
 しかし、1Qの結果を受けて、株式市場が同社株の業績安定性に疑念を抱き始めたと指摘。従って、同社経営陣には疑念を払しょくすべく、想定外の事態が発生した時に利益計画の未達リスクを最小限に食い止める対応力や、それを補完し得る事業体制の強化が求められるとした。

★12:30  千代田化工建設-後場買い気配 1Q経常黒字転換 キャメロンLNGプロジェクトの採算が改善
 千代田化工建設<6366.T>が後場買い気配。同社は1日12時に、20.3期1Q(4-6月)の連結経常損益は37.0億円の黒字(前年同期は31.6億円の赤字)だったと発表した。
 米国で遂行中のキャメロンLNGプロジェクトにおいて、顧客と新たな契約条件で合意に至り、当該契約に基づくインセンティブボーナスの達成などによる採算の改善があったこと、およびその他手持案件の着実な遂行により、営業利益が改善した。一方で、急激な為替レートの変動により、1Qにおいて外貨建て営業債権などにかかる59億9900万円の為替差損を営業外費用に計上した。

★12:30  PALTEK-小高い アイオーデータ「能美物流センター」にRanpak社の紙緩衝材を提供
 PALTEK<7587.T>が小高い。同社は8月1日、アイ・オー・データ機器<6916.T>に、梱包用紙緩衝材の世界シェアトップクラスであるRanpak社の紙緩衝材を提供したと発表板。
 アイオーデータの物流オペレーションを改善し、環境保全活動にも貢献したもの。アイオーデータは在庫管理や配送効率の向上を図るため、石川県能美市に「能美物流センター」を竣工。同センターにシステムを導入したとしている。

★12:31  カカクコム-後場上げ幅拡大 1Q営業益16%増 価格.com・食べログともに好調
 カカクコム<2371.T>が後場上げ幅拡大。同社は1日11時40分に、20.3期1Q(4-6月)の連結営業利益(IFRS基準)は64.5億円(前年同期比16.0%増)だったと発表した。上期の会社計画125.0億円に対する進ちょくは51.6%となっている。
 インターネット・メディア事業が、価格.comがサービス事業や広告事業が増収となったことや、食べログが飲食店販促事業において新料金プランの契約店舗数が順調に増加したことなどのより増収となったことなどにより、増益となった。また、ファイナンス事業が増益となったことも寄与した。

★12:31  小野薬品工業-底堅い 1Q純利益7%増 ロイヤルティ収入が増加
 小野薬品工業<4528.T>が底堅い。同社は1日12時、20.3期1Q(4-6月)の連結純利益(IFRS)が163億円(前年同期比7.2%増)だったと発表した。通期の会社計画530億円に対する進ちょくは30.8%。
 オプジーボは薬価見直しの影響などから減収となったが、オレンシア皮下注やパーサビブ静注透析用などが伸びたほか、ロイヤルティ収入が増えたことから増益となった。売上原価や研究開発費は増加したものの、販管費が減少したことも寄与した。

★12:32  アーク-後場マイナス転換 1Q営業赤字7300万円 金型事業不振で赤字幅が拡大
 アーク<7873.T>が後場マイナス転換。同社は1日11時30分、20.3期1Q(4-6月)の連結営業損益が7300万円の赤字(前年同期は5000万円の赤字)だったと発表した。
 欧米事業において、自動車の減産による影響から自動車向けの大型金型を製造している金型事業で大幅に業績が悪化し、赤字が拡大した。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,628.48 -831.60
TOPIX 2,663.53 -47.20
グロース250 640.12 -15.48
NYダウ 38,460.92 -42.77
ナスダック総合 15,712.75 +16.11
ドル/円 155.47 +0.16
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ