前場コメント No.13 イビデン、昭和電工、アサカ理研、オプトラン、テンポイノベーションなど

2019/08/02(金) 11:30
★9:45  イビデン-大幅続伸 想定以上の決算で電子/セラミックともに上振れ 「買い」継続
 イビデン<4062.T>が大幅に4日続伸。ゴールドマン・サックス証券では、想定以上の決算で電子/セラミックともに上振れと評価。投資判断「買い」を継続、目標株価を2500円→2600円と引き上げた。
 1Q営業利益は45億円とGS予想28億円を過達。上期計画65億円/通期計画170億円は据え置き。好調な1Qの反動から2Qは前四半期比で若干落ち込む想定も、期初の上期計画は過達ペースにある。結論として、総じてポジティブな決算であり、株価は上昇基調を続けると予想。
 内容面では、(1)サーバー向けFC-PKGが1Qに上振れ、2Qも高水準で推移(大きな調整感はない)、(2)PCBはすでに1Qから黒字化、(3)DPFは2Q反動減も通期計画はクリアできるペースなどがポジティブ。GS予想の営業利益は従来は会社計画と同額も、今回から会社計画よりやや高めの予想へと変更。

★9:48  昭和電工-3日続落 第2世代高品質パワー半導体用SiCエピウエハーを開発
 昭和電工<4004.T>が3日続落。同社は8月1日大引け後に、パワー半導体の材料である炭化ケイ素(SiC)エピタキシャルウエハーの6インチ(150mm)品において、現在量産中の低欠陥グレード「ハイグレードエピ(HGE)」を、さらに高品質化した第2世代製品(HGE-2G)を開発したと発表した。
 HGE-2Gでは、エピタキシャル成長プロセスの高度化などにより、デバイス初期歩留まりに影響する表面欠陥密度を従来のHGEの1/2以下に、デバイスの信頼性(通電劣化)に影響する基底面転位の基板からの伝播における変換効率を従来の10倍以上にまで高めた。これにより、従来のHGEに比べて高品質グレードのエピウエハーHGE-2Gを市場に提供していくとした。

★9:50  アサカ理研-急騰 トランプ米大統領が対中追加関税表明 中国の対抗措置で思惑か
 アサカ理研<5724.T>が急騰。トランプ米大統領は1日に、「9月1日から3000億ドル分の中国製品に10%の追加関税を課す」と表明した。これを受けて、中国側もレアアースの対米輸出規制などの対抗措置を講じる可能性があることから、思惑的な買いが入っているもよう。
 同社は、光学レンズ廃材からのレアアース回収および高純度化に成功。この成果をもとに、レアアースのリサイクルの事業化を目指している。

★9:51  オプトラン-ジェフリーズが新規「HOLD」 業績はもう一段水準を切り上げる可能性
 オプトラン<6235.T>が大幅反落。ジェフリーズ証券では、今後業績モメンタムが再加速するタイミングでは、業績はもう一段水準を切り上げる可能性があると判断。投資判断「HOLD」、目標株価2600円として、カバレッジを開始した。
 1999年設立と比較的歴史が短い企業だが、最終エンドユーザー(北米、中国のスマホメーカー)および直接的な装置納入先である中国・台湾の顧客企業(光学薄膜加工メーカー)との強い関係を有し、顧客ニーズに対応して事業を拡大させている。2017年度、2018年度は北米スマホメーカーの3D顔認証関連をはじめ、スマホ、監視カメラ向けで幅広い顧客向けの需要を取り込み、売上高・利益は急拡大した。2019年はスマホ市場の低迷もあって伸び率は鈍化しているが、中国向けを中心に堅調な需要が継続。2020年以降も再び成長が加速する可能性も十分に想定されるとした。

★9:56  テンポイノベーション-急騰 1Q営業利益52%増 新規契約数が増加
 テンポイノベーション<3484.T>が急騰。同社は1日、20.3期1Q(4-6月)の連結営業利益が1.9億円(前年同期比51.9%増)だったと発表した。上期の会社計画3.5億円に対する進ちょくは53.8%。
 新規契約件数および後継付け件数(閉店した店舗に対し新規出店者と転貸借契約を締結したもの)の転貸借契約件数の合計が101件(前年同四半期比42.3%増)となったことが寄与した。


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