前場コメント No.16 大東建託、三井化学、アビックス、浜松ホトニクス、タムロンなど

2019/08/06(火) 11:31
★10:21  大東建託-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 経営の厳しいかじ取りが続く
 大東建託<1878.T>が8日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、今20.3期~来21.3期と経営の厳しいかじ取りが続くと想定。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は14800円→13950円と引き下げた。
 賃貸住宅の受注環境は厳しいが、受注や着工と連動する歩合給などの減少、不動産事業の成長により、大幅な営業減益は回避でき、また全国の貸家着工の下げ止まり、同社の市場シェア回復につれ、22.3期以降は緩やかな業績回復基調に戻ると予想。配当利回り(20.3期予想4.7%)による株価下支えを期待。株価上昇のカタリストは、月次受注高の回復、完工総利益率の改善、会社計画EPS上ブレによる増配、大型M&A(合併・買収)とした。

★10:21  三井化学-SBIが目標株価引き下げ 円高前提と基盤素材の採算悪化で減額修正
 三井化学<4183.T>が3日続落。SBI証券では、円高前提と基盤素材の採算悪化で減額修正。投資判断「買い」を継続も、目標株価は3500円→3300円と引き下げた。
 19年度営業利益予想を65億円減額修正。この要因は為替前提の変更と基盤素材の予想引き下げによるもの。今回、為替前提を1ドル=110円から107円へ変更。同社の為替感応度は、対ドル1円の円高で年間7億円の営業利益減益要因と試算される。このため、為替前提の変更で20億円の営業利益減額となる。
 加えて、基盤素材は海外石化市況低下による採算悪化と市原工場におけるナフサクラッカーのトラブル影響(SBI推定で10億円)により、従来予想を下回る見通し。SBIでは、19年度の基盤素材の営業利益予想を330億円から280億円へ、50億円引き下げたとした。

★10:24  アビックス-急落 1Q営業赤字4500万円 赤字幅拡大
 アビックス<7836.T>が急落。同社は5日、20.3期1Q(4-6月)の連結営業損益が4500万円の赤字(前年同期は500万円の赤字)だったと発表した。
 デジタルサイネージ事業において大型案件が下期に期ずれしたことで大幅減収となり、セグメント損益が赤字に転落したことが響いた。

★10:26  浜松ホトニクス-野村が目標株価引き下げ 想定下回った半導体・FA機器向け部品の販売
 浜松ホトニクス<6965.T>が大幅に8日続落。野村証券では、半導体・FA機器向け部品の販売が想定を下回ったと判断。レーティング「Buy」を継続も、目標株価は5200円→4700円と引き下げた。
 7~9月期以降の為替前提をドル111→107円、ユーロ125→121円、人民元16.5→15.5円に引き下げ、DCF算出の目標株価を引き下げ。ポイントは以下の通り。(1)4~6月期売上高は野村従来予想を14億円下回る。(2)逆に医用機器は野村従来予想を少し上回るなど好調を維持。血液検査機器向けのうちフローサイトメーター向けの光電子増倍管は好調。(3)野村で注目する主力7製品のうちリニア・エリアイメージセンサーのみ、野村従来予想を15億円下回る。同製品は半導体検査装置用のウエハー検査に使われる。(4)営業利益は野村従来予想を約10億円下回る。

★10:31  タムロン-野村が目標株価引き下げ ミラーレス用レンズが想定以上に好調
 タムロン<7740.T>が小安い。野村証券では、ミラーレス用レンズが想定以上に好調として、レーティング「Buy」を継続した。目標株価は3300円→3200円と引き下げた。
 主力のデジカメ関連事業では、ミラーレス用の自社製品の開発を積極化しており、市場全体が縮小する中でも緩やかな業績成長を維持することが可能とみられる。非デジカメ関連でも、車載カメラ用レンズなど、ガラスレンズにおける強みを活かせる新たな市場が立ち上がってきており、業績への本格貢献が始まりつつある。19年6月末のネットキャッシュは221億円 (時価総額の30~40%弱に相当) 、今後も安定したフリーキャッシュフロー創出が見込まれるなど、バランスシートやキャッシュフローの観点からも投資魅力が高いとした。


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