前場コメント No.16 オリエンタルランド、ヒューリック、ジャックス、JR九州、小林製薬など

2019/08/07(水) 11:31
★10:24  オリエンタルランド-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 1Qから最高利益更新へ
 オリエンタルランド<4661.T>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、特別イベントと新キャラ効果で1Qから最高利益更新を想定。投資判断「Overweight」を再強調、目標株価を21000円→21200円と引き上げた。
 株価は割安な水準と考え「Overweight」を再強調。要点は下記2点。(1)過去最高更新という20.3期~24.3期の入園者数予想を上方修正(5期ともに従来比16万人増)。特に20.3期は前期好調(TDR35周年)の反動減懸念があるものの(会社計画:前年比7.9%減の3000万人)、「ディズニー・イースター」、「ダッフィーのサニーファン」など特別イベント開催と新キャラクター「うさピヨ」の投入効果で1Qの入園者数が前年同期比3%増強(推定)と好調だったことに加えて、新規アトラクション「ソアリン:ファンタスティック・フライト(オープン:7月23日)」の開業および人気効果を踏まえて、前年比3.8%増の3380万人(従来比16万人増)に上方修正。21.3期以降も同様に見直し。(2)入園者数予想の上方修正により、20.3期~24.3期の営業利益予想を増額修正。なお、従来通り21.3期以降の業績予想に、優先入場券の有料化を織り込み済み。

★10:25  ヒューリック-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 事業モデルの転換が注目点
 ヒューリック<3003.T>が4日ぶり反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、物件売却依存度の低い事業モデルへの転換が注目点とコメント。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は1110円→1050円と引き下げた。
 同社の業績成長のけん引役の1つである物件売却の持続的拡大が難しくなりつつあると考えるとしたが、株価はすでに中期の成長鈍化のリスクを反映した水準にあると考え「Neutral」を継続。主要銀行支店の大規模な建て替えなど、物件売却依存度の低い事業モデルへの転換が注目点。ただし、建て替え具体化は21.12期からの次期中計以降、収益貢献は早くて次期中計後半と考えるとした。

★10:27  ジャックス-急落 1Q営業利益27%増 クレジットやファイナンス事業が堅調
 ジャックス<8584.T>が急騰。同社は6日、20.3期1Q(4-6月)の連結営業利益が45.2億円(前年同期比27.3%増)だったと発表した。上期の会社計画77.0億円に対する進ちょくは58.7%。
 クレジット事業、ファイナンス事業の取扱いや海外関係会社の事業が堅調に推移した。営業総債権残高の拡大に伴う貸倒関連費用の増加を吸収し、増益となった。

★10:31  JR九州-UBSが「Neutral」へ引き上げ 減益基調を織り込み済み
 JR九州(九州旅客鉄道)<9142.T>が小高い。UBS証券では、減益基調を織り込み済みとみて、レーティングを「Sell」→「Neutral」と引き上げた。目標株価は3100円を継続。
 最近の株価下落を反映し、レーティングを引き上げ。業績予想、目標株価ともに変更なし。従前の弱気判断の根拠は、(1)減価償却費の適正化に伴い、長期的に鉄道事業の減益傾向が続く、(2)前期から本格化した積極投資の利益貢献が過去に比べて低くなるという見解によるもの。この懸念を和らげる材料はQ1決算でも確認できなかったが、鉄道セクターで最高となった配当利回りに照らし、減益見通しは株価に織り込み済みと判断したとしている。

★10:36  小林製薬-大和が目標株価引き下げ 今4Q以降に投入される新製品に期待
 小林製薬<4967.T>が小高い。大和証券では、今4Q以降に投入される新製品に期待するとして、投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続した。目標株価は9960円→8820円と引き下げた。
 2Qは前年同期比2.4%増収、1.6%営業増益。基調は1Qからは改善も、通期計画を満たすには下期に同4.8%増収、8.1%営業増益が必要。計画確保は難しい印象だが、同社への評価を変えるものではないとした。


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