前場コメント No.19 TDK、りらいあ、デンカ、森トラスト総合リート、サンマルクなど

2019/08/07(水) 11:31
★11:04  TDK-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 受動部品に調整長期化のリスク
 TDK<6762.T>が4日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、LiBは好調だが、受動部品に調整長期化のリスクありと判断。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は10500円→9500円と引き下げた。
 エクイティストーリーは既存事業(受動部品、HDDヘッド)と新規事業(センサー、エネルギー関連)のバランスの取れた成長。センサーの改善がやや遅延している現状を踏まえ「Neutral」を継続。
 1Q(4~6月)業績はLiB好調が受動部品減速を補い、計画を上回って推移。LiBはスマホ向けが既存顧客の堅調に加え、従前シェアの低かった大手顧客で大きく増加、大型品やミニセルも好調で競争力がさらに上昇しているとみられる。HDDヘッドは2Q(7~9月)以降ニアライン向けがけん引して反転する可能性が高い。センサーの新製品拡販や新顧客開拓の状況は順調で、下期に向けて期待が高まる状況。一方、受動部品は車載向けが減速している。同社はMLCCについて2Q後半からのボトムアウトを見込むとしたが、調整長期化のリスクに注意が必要とした。

★11:08  りらいあ-野村が目標株価引き上げ 受注環境は好調も国内や海外の動向には注視が必要
 りらいあコミュニケーションズ<4708.T>が続伸。野村証券では、受注環境は好調も、国内や海外の動向には注視が必要として、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は1260円→1380円と引き上げた。
 4~6月期(Q1)決算は野村予想を上回る好調な利益スタート。営業利益が前年同期比80%増益の20.3億円と、野村予想の16.2億円を上回った点は好印象。主な要因として、国内コンタクトセンター事業において(1)受注単価の改定進展により売上高が前年同期比13%増収の215億円と野村予想の197億円を上回った点、(2)大型スポット案件の貢献も相まって国内コンタクトセンター事業のセグメント利益率7.5%と、野村予想5.5%を上回った点が挙げられるとした。

★11:08  デンカ-下げ幅縮小 1Q営業益3%減も悪材料出尽くし
 デンカ<4061.T>が下げ幅縮小。同社は7日11時に、20.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は67.5億円(前年同期比2.7%減)だったと発表した。上期の会社計画150.0億円に対する進ちょくは45.0%となっている。
 エラストマー・機能樹脂部門が、原材料価格の下落に応じた販売価格の見直しを行ったことによる減収などが響き、減益となった。また、生活・環境プロダクツ部門が減益となったことも響いた。しかし、株価は悪材料出尽くしで買いが入っている。

★11:09  森トラスト総合リート-みずほが目標株価引き上げ リスク取れるイベント待ちのスタンス
 森トラスト総合リート投資法人<8961.T>が小高い。みずほ証券では、リスクを取れるイベント待ちのスタンスを継続とコメント。投資判断「中立」を継続も、目標株価は17.50万円→19.00万円と引き上げた。
 大規模なエンドテナントの異動などが予定されているが、当面は内部成長による緩やかなDPU(1口当たり分配金)成長がメインシナリオ。物件取得による利益上振れを前提としなければ、株価はフェアバリューに近いとみられる。
 短期的なアップサイドは物件取得がポイント。中長期的には商業施設のダウンサイドリスクに留意が必要とした。

★11:12  サンマルク-急騰 1Q営業利益10%増 新規出店が寄与
 サンマルクホールディングス<3395.T>が急騰。同社は6日、20.3期1Q(4-6月)の連結営業利益が12.2億円(前年同期比9.5%増)だったと発表した。上期の会社計画31.8億円に対する進ちょくは38.4%。
 生麺工房鎌倉パスタ直営店4店舗、サンマルクカフェ直営店4店舗、倉式珈琲店直営店3店舗をそれぞれ出店したことが寄与した。

★11:16  青山商事-反落 7月のビジネスウェア事業既存店売上高は12.5%減
 青山商事<8219.T>が反落。同社は8月6日10時30分に、7月のビジネスウェア事業における既存店売上高が前年比12.5%減だったと発表した。全店では同12.3%減。スーツを中心に低調に推移したとしている。


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