後場コメント No.5 コナミ、サイバネットシステム、ルネサス、東芝、日清食品など

2019/08/07(水) 15:00
★13:32  住友倉庫-後場急騰 上期営業益を上方修正 1Q営業益38%増
 住友倉庫<9303.T>が後場急騰。同社は7日13時20分に、20.3期上期(4-9月)の連結営業利益予想を従来の50.0億円から52.0億円(前期比31.9%増)に引き上げると発表した。海運事業について、今後、海上運賃の改定が反映されることに加え、運航経費削減の効果が見込まれることから、業績予想を修正する。
 また、20.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は26.3億円(前年同期比38.2%増)だった。 物流事業、海運事業、不動産事業が増収となったことが寄与した。
 併せて、上限200万株・40億円の自己株取得枠を設定することも発表した。取得期間は8月8日~2020年2月28日。自己株式を除いた発行済み株式総数に対する割合は2.34%。また、上記により取得する自己株式全量を2020年3月31日に消却する予定としている。

★13:35  コナミ-MSMUFGが目標株価引き下げ 今後は業績改善が見込める
 コナミホールディングス<9766.T>が底堅い。モルガン・スタンレーMUFG証券では、今後はモバイルゲーム、パチスロ、スロット向け新タイトル発売で順次業績改善が見込めるとして、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は6200円→5600円と引き下げた。
 19年度1Q決算は予想を下回ったが、モバイルゲームのポートフォリオ拡大が増収増益につながるとみる強気な投資判断に変わりはなし。低調な直近四半期決算を考慮し、目標株価は10%引き下げ。
 確かに、19年度1Qは低調な新年度の出足となったが、すべてのセグメントが新製品不在だったことで、実際より低調にみえたと判断。アミューズメント事業では今後2四半期で 「麻雀格闘技倶楽部」「マジカルハロウィン」 の改訂版を発売する予定である一方、ゲーミング&システム事業は新スロット機KX43の発売と、パーティシペーションのインストールベース拡大が、中期的な利益率拡大につながるとの見方を示した。

★13:39  サイバネット-7日ぶり反発 上期営業益55%増 CAEソリューションサービス事業が好調
 サイバネットシステム<4312.T>が7日ぶり反発。同社は2日12時30分に、19.12期上期(1-6月)の連結営業利益は16.2億円(前年同期比55.0%増)だったと発表した。通期の会社計画15.2億円を上期時点で上回っている。
 国内売上高は、CAEソリューションサービス事業およびITソリューションサービス事業ともに好調に推移したことにより、前年同期を上回った。海外売上高は、米国の開発子会社およびアジアの販売子会社が好調に推移した。その結果、売上高が増加し、営業利益も前年同期を大きく上回ることとなった。

★13:43  ルネサス-MSMUFGが目標株価引き上げ FCF創出力は再評価されよう
 ルネサスエレクトロニクス<6723.T>が4日ぶり大幅反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では、投資判断「Equal-weight」を継続も、目標株価は580円→650円と引き上げた。
 最終需要停滞、市場シェア低下といった懸念は残るものの、7~9月会社予想の示唆するEBITDAが創出されれば、ルネサスのFCF創出力は再評価されそう。2Q実績(Non-GAAPベース)は半導体売上高1890億円(ProFormaベースの比較で前年比-16%/前四半期比+9%)、粗利益率44.8%(前四半期比+5.5ppt)、営業利益274億円。粗利益率の改善、コスト抑制により、営業利益はMSMUFG予想185億円を大きく上回った。アプリケーション別売上高は自動車:前四半期比+11%、産業:同+22%、ブロードベースド:同+2%、IDT:同-7%。会社側によれば、エンド需要はほぼ横ばいだったが、チャネル在庫圧縮のために売上高が低水準だった1~3月からは大幅増収となった。粗利益率はIDT連結化が3%ポイント程度ポジティブに働いた。期末在庫は994億円(前四半期比-23%)、在庫日数は85日と大幅に低下したと指摘。

★13:49  東芝-5日ぶりに反発 1Q営業益10.7倍 構造改革効果が寄与
 東芝<6502.T>が5日ぶりに反発。同社は7日13時15分に、20.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は78.3億円(前年同期比10.7倍)だったと発表した。インフラシステムソリューションやビルソリューション、デジタルソリューションが、構造改革効果などにより増益となったことが寄与した。

★13:52  日清食品-後場急騰 1Q営業利益33%減も前4Qからの回復を好感
 日清食品ホールディングス<2897.T>が後場急騰。同社は7日13時15分、20.3期1Q(4-6月)の連結営業利益(IFRS)が86.3億円(前年同期比29.9%減)だったと発表した。通期の会社計画370億円に対する進ちょくは23.3%。
 日清食品が増収となったものの、関西工場稼働に伴う減価償却費の増加や物流費の上昇が利益を押し下げた。前年同期に不動産売却によるその他収益53.7億円を計上した反動減も影響した。
 なお、株価は直近四半期である1-3月に大幅赤字を計上していたため、今1Qに黒字を回復したことを好感した買いが入って急騰している。


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