前場コメント No.3 メルカリ、NEC、ベネッセ、ガンホー、新生銀行など

2019/08/09(金) 11:30
★9:02  メルカリ-売り気配 前期営業赤字121億円 広告宣伝費の使用や人件費の増加響く
 メルカリ<4385.T>が売り気配。同社は8日に、19.6期通期の連結営業損益は121億円の赤字(前の期は44億円の赤字)だったと発表した。広告宣伝費の使用や人件費の増加などにより、赤字拡大となった。
 20.3期の業績予想については、合理的な業績予想の算定は困難とし、公表を控えた。

★9:03  NEC-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 構造改革の成果が順調に現れている
 NEC<6701.T>が4日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、構造改革の成果が順調に現れていると判断。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は3800円→4700円と引き上げた。
 構造改革の成果に加え、セーファーシティを中心とするグローバル(GB)の収益期待が高まったとみるとしたが、株価には織り込まれていると考えられる。今20.3期営業利益は1280億円(前期比119%増)と予想、会社計画1100億円(同88%増)、コンセンサス1168億円(同100%増)を上回る見通し。会社計画比では需要旺盛なEPに加え、費用も抑制可能と判断。注目点はセーファーシティをけん引役とするGBの今20.3期黒字化(調整後営業利益の会社計画170億円)とした。

★9:04  ベネッセHD-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 学校向け事業の拡大など注視
 ベネッセホールディングス<9783.T>が3日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、学校向け事業の拡大やベルリッツの構造改革の行方などを注視するとコメント。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は2100円→2300円と引き上げた。
 中期経営計画達成期待のはく落により、現状のPERは同社ヒストリカルおよびサービスセクター平均に落ち着いてきた。介護・保育事業好調から三菱UFJMS予想の営業利益を増額するが、株価には織り込み済みとみて「Neutral」を継続。
 1Qの国内進研ゼミ(国内こどもちゃれんじ含む)延べ在籍数は前年同期比0.9%増と2019年4月会員数同1.9%増を下回り、引き続き弱含みの状況が続く。しかし、国内進研ゼミに関しては営業利益重視の姿勢から、今後も大きく営業利益水準が落ち込む可能性は低いとみているとした。

★9:04  日本工営-続伸 アカウミガメの甲羅から新属新種の甲殻類を発見
 日本工営<1954.T>が続伸。同社は8月8日大引け後に、先端研究開発センター 林亮太研究員らの研究チームが、アカウミガメの甲羅の上から、体長1ミリにも満たない新属新種の超小型甲殻類(貝形虫)を発見したと発表した。Chelonocytherois omutai(ケロノシセロイス・オオムタイ)と命名。この研究成果は、動物分類学の国際専門学術誌「Zootaxa」に7月2日に掲載されたとした。

★9:04  ガンホー-売り気配 上期営業益67%増も2Qは低調
 ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765.T>が売り気配 。同社は8日に、19.12期上期(1-6月)の連結営業利益は204億円(前年同期比67.1%増)だったと発表した。
 既存ゲームでは、「パズル&ドラゴンズ」のMAU(月間アクティブユーザー)が、新ダンジョンなどの追加やゲーム内容の改善を行ったことなどにより、引き続き堅調に推移した。
 また、新規ゲームにおいて、「ラグナロクマスターズ」が順調な立ち上がりとなったことや、カプコンと共同開発したスマホ向けカードゲーム「TEPPEN」が8月3日に累計100万ダウンロードを突破したことも寄与した。なお、1Q時点で130億円だったので、2Qは低調だった。

★9:05  新生銀行-売り気配 4353万5000株を売り出し 筆頭株主である米ファンドが放出
 新生銀行<8303.T>が売り気配。同社は8日、筆頭株主である米ファンドのサターン IV サブ・エルピーなどを売出人とする最大4353万5000株(国内1388万3600株・海外2578万3900株と追加分386万7500株)の売り出しと上限208万2500株のオーバーアロットメントによる売り出しを行うと発表した。発行条件は8月20日~8月23日のいずれかの日に決める。


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