後場コメント No.4 ＡＤＥＫＡ、日本マイクロニクス、大塚ＨＤ、フマキラー、ヤマハ発動機など
★13:19 ＡＤＥＫＡ－後場急落 通期営業利益を下方修正 自動車や半導体向け不振
ＡＤＥＫＡ<4401.T>が後場急落。同社は9日13時、20.3期通期の連結営業利益予想を従来の267億円から225億円（前年同期比15.4％減）に引き下げると発表した。
自動車関連向けは中国、米国、欧州など主要市場での販売が低迷していることから、汎用酸化防止剤の販売が減少。また、ITデジタル家電分野は、3D-NAND向け製品の販売が低調なことを踏まえ、予想を修正するとしている。
併せて発表した20.3期1Q（4-6月）の連結営業利益は44.9億円（前年同期比16.5％減）だった。
ＡＤＥＫＡ<4401.T>が後場急落。同社は9日13時、20.3期通期の連結営業利益予想を従来の267億円から225億円（前年同期比15.4％減）に引き下げると発表した。
自動車関連向けは中国、米国、欧州など主要市場での販売が低迷していることから、汎用酸化防止剤の販売が減少。また、ITデジタル家電分野は、3D-NAND向け製品の販売が低調なことを踏まえ、予想を修正するとしている。
併せて発表した20.3期1Q（4-6月）の連結営業利益は44.9億円（前年同期比16.5％減）だった。
★13:20 日本マイクロニクス－野村が目標株価引き下げ メモリーが失速
日本マイクロニクス<6871.T>が続落。野村証券では、メモリーが失速していると判断。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は888円→846円と引き下げた。
4～6月期決算、今19.9期通期業績修正、その後の取材を受けて業績予想と目標株価を下方修正。メモリーの供給過剰と市況の軟化によって、主力製品のアドバンスト・プローブ・カードの需要は減衰しており、本格回復の時期も見えていない。野村では来20.12期後半からの回復を予想。メモリーの設備投資の回復は前工程装置、後工程装置、プローブカードの順で波及していくことから、同社の業績回復は他の半導体製造装置メーカーに比べて遅れるとの見方を示した。
日本マイクロニクス<6871.T>が続落。野村証券では、メモリーが失速していると判断。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は888円→846円と引き下げた。
4～6月期決算、今19.9期通期業績修正、その後の取材を受けて業績予想と目標株価を下方修正。メモリーの供給過剰と市況の軟化によって、主力製品のアドバンスト・プローブ・カードの需要は減衰しており、本格回復の時期も見えていない。野村では来20.12期後半からの回復を予想。メモリーの設備投資の回復は前工程装置、後工程装置、プローブカードの順で波及していくことから、同社の業績回復は他の半導体製造装置メーカーに比べて遅れるとの見方を示した。
★13:22 大塚ＨＤ－野村が目標株価引き上げ 費用減とJynarqueの好調がポイント
大塚ホールディングス<4578.T>が大幅に3日続伸。野村証券では、費用減とJynarqueの好調がポイントと判断。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は4400円→4800円と引き上げた。
4～6月期の売上高はインラインであり、営業利益は野村従来予想を270億円上回る好業績。（1）要因はJynarqueの好調。会社は米国のJynarqueの売上高が想定を上回ったと説明。新規患者は毎月200→250名に増えた。患者・医師の受け入れは想定より良好。この結果を受け、会社はJynarqueの19.12期以降の中長期業績予想も上方修正。（2）R&D費は、Rexultiの双極性障害治療中止による約50億円の削減も貢献し、予想を下回った。（3）Jynarqueなど主力品の好調を受け、会社は業績予想を引き上げた。下期の粗利益改善幅が小さい理由として、梅雨明けが長引いたため7月はNutraceuticals事業は軟調であり、欧州子会社N&S社も競合激化・ユーロ円高を考慮と指摘。
大塚ホールディングス<4578.T>が大幅に3日続伸。野村証券では、費用減とJynarqueの好調がポイントと判断。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は4400円→4800円と引き上げた。
4～6月期の売上高はインラインであり、営業利益は野村従来予想を270億円上回る好業績。（1）要因はJynarqueの好調。会社は米国のJynarqueの売上高が想定を上回ったと説明。新規患者は毎月200→250名に増えた。患者・医師の受け入れは想定より良好。この結果を受け、会社はJynarqueの19.12期以降の中長期業績予想も上方修正。（2）R&D費は、Rexultiの双極性障害治療中止による約50億円の削減も貢献し、予想を下回った。（3）Jynarqueなど主力品の好調を受け、会社は業績予想を引き上げた。下期の粗利益改善幅が小さい理由として、梅雨明けが長引いたため7月はNutraceuticals事業は軟調であり、欧州子会社N&S社も競合激化・ユーロ円高を考慮と指摘。
★13:25 フマキラー－後場急落 1Q営業利益20％減 天候不順で殺虫剤不振
フマキラー<4998.T>が後場急落。同社は9日13時、20.3期1Q（4-6月）の連結営業利益は4.3億円（前年同期比20.6％減）だったと発表した。上期の会社計画9.2億円に対する進ちょくは47.1％。
4月から6月にかけての天候不順の影響により殺虫剤売上が前年同期比12.8％減少したことが響いた。
フマキラー<4998.T>が後場急落。同社は9日13時、20.3期1Q（4-6月）の連結営業利益は4.3億円（前年同期比20.6％減）だったと発表した。上期の会社計画9.2億円に対する進ちょくは47.1％。
4月から6月にかけての天候不順の影響により殺虫剤売上が前年同期比12.8％減少したことが響いた。
★13:26 ヤマハ発動機－野村が目標株価引き下げ 主力事業の寡占度の高さを考慮すれば割安
ヤマハ発動機<7272.T>が底堅い。野村証券では、主力事業の寡占度の高さを考慮すれば、来期PER7倍は割安とみて、レーティング「Buy」を継続した。目標株価は2530円→2300円と引き下げた。
表面実装機など既存ロボティクス事業の低迷や、ヤマハモーターロボティクスＨＤ（6274）を下期に新規連結する影響（会社は売上高114億円、営業利益-29億円と想定）もあり、会社は今19.12期通期の営業利益計画を従来比80億円減額し、前期比11％減の1250億円に下方修正すると発表。短期業績はやや厳しいが、来20.12期は欧米で、欧州の新排ガス規制に対応し、各社から大型二輪の新型車が相次ぐことで、趣味性の強い同市場の活性化が見込まれる。インドでも、同社がASEANで培ってきた燃費、コスト面で競争力のあるFIシステム搭載の新型車投入が本格化し、シェア拡大が見込める。マリン事業は、米国に加え欧州でも船外機の大型化が進んでおり、着実な成長を見込むとした。
ヤマハ発動機<7272.T>が底堅い。野村証券では、主力事業の寡占度の高さを考慮すれば、来期PER7倍は割安とみて、レーティング「Buy」を継続した。目標株価は2530円→2300円と引き下げた。
表面実装機など既存ロボティクス事業の低迷や、ヤマハモーターロボティクスＨＤ（6274）を下期に新規連結する影響（会社は売上高114億円、営業利益-29億円と想定）もあり、会社は今19.12期通期の営業利益計画を従来比80億円減額し、前期比11％減の1250億円に下方修正すると発表。短期業績はやや厳しいが、来20.12期は欧米で、欧州の新排ガス規制に対応し、各社から大型二輪の新型車が相次ぐことで、趣味性の強い同市場の活性化が見込まれる。インドでも、同社がASEANで培ってきた燃費、コスト面で競争力のあるFIシステム搭載の新型車投入が本格化し、シェア拡大が見込める。マリン事業は、米国に加え欧州でも船外機の大型化が進んでおり、着実な成長を見込むとした。
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