前場コメント No.1 イビデン、メドレックス、日本郵政、ブリヂストン、ルネサスなど

2019/08/13(火) 11:30
★9:00  イビデン-三菱UFJMSが「OW」へ引き上げ 中期的な業績拡大への確度高まる
 イビデン<4062.T>が6日ぶり反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、中期的な業績拡大への確度が高まっていると判断。投資判断を「Neutral」→「Overweight」、目標株価を1750円→2700円と引き上げた。
 エクイティストーリーは、次世代FCパッケージ基板の拡大に伴う業績成長。 PCBの収益改善が確認され、次世代品の生産能力増強に注目する局面を迎えた。営業利益は今20.3期を旧予想比8億円増額の170億円、来21.3期を同46億円増額の250億円、22.3期を同88億円増額の316億円。 主にFCパッケージ基板の来21.3期以降の増産効果を織り込んだもの。
 「電子」では、 FCパッケージ基板が工程ベースの能力50%増強を目指すが、来21.3期初からの立ち上げに向けて順調に準備が進んでいる。サーバーMPUの技術動向ならびに同社の業界内での競争優位性などを勘案し、中期的な業績拡大への確度が高まったと判断。

★9:00  メドレックス-売り気配 第一三共との共同開発を中止 非臨床試験で期待した結果を得られず
 メドレックス<4586.T>が売り気配。同社は8月9日大引け後に、第一三共<4568.T>との共同開発を中止すると発表した。
 メドレックス独自の経皮吸収技術NCTSRを用いた開発候補品について、国内製造販売承認取得を目指して共同で開発を推進していたが、非臨床試験において期待した結果を得られず、共同開発を中止するとした。グループの今19.12期業績予想に与える影響は軽微であるとしている。

★9:00  日本郵政-底堅い 1Q最終益9%増 特別法上の準備金戻入額や事業譲渡益の計上が寄与
 日本郵政<6178.T>が底堅い。同社は9日に、20.3期1Q(4-6月)の連結純利益は1351億円(前年同期比9.3%増)だったと発表した。
 郵便・物流事業セグメントや金融窓口事業セグメントは増益となったものの、銀行業セグメントや生命保険業セグメントの減益や国際物流事業セグメントの赤字拡大により、経常利益は減益となった。しかし、特別法上の準備金戻入額や事業譲渡益を特別利益に計上したことなどにより、純利益は増益となった。

★9:01  ブリヂストン-売り気配 通期営業益を下方修正 為替の影響や販管費増が重荷
 ブリヂストン<5108.T>が売り気配。同社は9日、19.12期通期の連結営業利益予想を従来の4100億円から3750億円(前年同期比6.9%減)に引き下げると発表した。市場コンセンサスは4057億円。
 市販用タイヤを値上げなど実施するも、為替の影響などから売上高が前期比マイナスで推移する見込みとしている。
 併せて発表した19.12期上期(1-6月)連結営業利益は1584億円(前年同期比20.6%減)だった。

★9:01  ルネサス-売り気配 野村が「Neutral」へ引き下げ ROIは改善も成長力が低下
 ルネサスエレクトロニクス<6723.T>が売り気配。野村証券では、ROIは改善も成長力が低下していると判断し、レーティングを「Buy」→「Neutral」と引き下げた。目標株価は710円を継続。
 2Q決算を受け、売上高予想を下方修正。来20.12期の損益予想に変更はなく、目標株価不変も、レーティングを「Neutral」に引き下げ。(1)R&Dの絞り込みは短期的な収益性改善が期待できるものの、中長期の車載デジタル分野の成長期待が低下する見込み。(2)主要用途である車載・産機市場の需要低迷が想定以上に長期化、IDTもハイエンドスマホやデータセンター向けで少なくとも年内は減収が懸念され、売上予想を下方修正。(3)在庫調整進展を織り込み、株価は直近5月のボトムから42%上昇、目標株価とのかい離率が11%まで縮小。
 会社は新中期計画を年内に策定予定も対外公表は20年にずれ込む可能性を示唆しており、新たな成長戦略を待ちたいとした。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,628.48 -831.60
TOPIX 2,663.53 -47.20
グロース250 640.12 -15.48
NYダウ 38,460.92 -42.77
ナスダック総合 15,712.75 +16.11
ドル/円 155.66 +0.35
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ