前場コメント No.16 ＪＦＥＨＤ、エアウォーター、ＪＡＣＲ、協和エクシオ、昭和電工など
★10:13 ＪＦＥＨＤ－野村が目標株価引き下げ 下方修正された会社計画に未達と予想
ＪＦＥホールディングス<5411.T>が3日ぶり大幅反落。野村証券では、下方修正された会社計画に未達と予想。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は1600円→1390円と引き下げた。
4～6月期決算の発表と同時に、会社は今20.3期の事業利益予想を前期比22％減益の1800億円から同40％減益の1400億円に下方修正。数量と鋼材スプレッドの悪化が下方修正の主因ではあるが、操業トラブルも修正要因の一部であり、この点の印象は悪い。ただし、すでに発表された国内外の同業の決算で厳しい業況は株式市場でも認識されていたため、株価が大きく下落する可能性は低い。
足元で主原料価格が下落に転じており、国内のスプレッドには若干のプラス要因ではあるが、中国の鋼材在庫が積み上がり、アジアのスポットの鋼材価格が再度下がる可能性が高い。円高や人民元安の進展を考えると、輸出採算は一段と厳しくなると判断し、野村では今20.3期事業利益予想を1650億円から1100億円に下方修正。
ＪＦＥホールディングス<5411.T>が3日ぶり大幅反落。野村証券では、下方修正された会社計画に未達と予想。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は1600円→1390円と引き下げた。
4～6月期決算の発表と同時に、会社は今20.3期の事業利益予想を前期比22％減益の1800億円から同40％減益の1400億円に下方修正。数量と鋼材スプレッドの悪化が下方修正の主因ではあるが、操業トラブルも修正要因の一部であり、この点の印象は悪い。ただし、すでに発表された国内外の同業の決算で厳しい業況は株式市場でも認識されていたため、株価が大きく下落する可能性は低い。
足元で主原料価格が下落に転じており、国内のスプレッドには若干のプラス要因ではあるが、中国の鋼材在庫が積み上がり、アジアのスポットの鋼材価格が再度下がる可能性が高い。円高や人民元安の進展を考えると、輸出採算は一段と厳しくなると判断し、野村では今20.3期事業利益予想を1650億円から1100億円に下方修正。
★10:18 エアウォーター－野村が目標株価引き下げ Q1はケミカルなどの厳しさを産業ガスがカバー
エア・ウォーター<4088.T>が続伸。野村証券では、Q1はケミカルなどの厳しさを、産業ガスがカバーしているとみて、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は1900円→1700円と引き下げた。
今20.3期営業利益を487億円（前期比14％増）と予想。前期比では、ケミカルでの顧客トラブルや農業食品や物流でのコスト上昇などが重荷となるが、産業ガスの数量増や木質バイオマス発電の稼働開始、M&A（合併・買収）による新規連結効果で同2ケタ増益を予想。
ポイントは以下の通り。（1）Praxairのインド産業ガス事業（21.3期営業利益10億円）、（2）Hitec社（同10億円）の買収効果を野村予想に新たに織り込む（両社とも7月より連結化）。同社は産業ガスで海外展開を本格的に進めるべく、まずは市場成長性のあるニッチ分野のエンジニアリング・機器での買収を加速している。
エア・ウォーター<4088.T>が続伸。野村証券では、Q1はケミカルなどの厳しさを、産業ガスがカバーしているとみて、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は1900円→1700円と引き下げた。
今20.3期営業利益を487億円（前期比14％増）と予想。前期比では、ケミカルでの顧客トラブルや農業食品や物流でのコスト上昇などが重荷となるが、産業ガスの数量増や木質バイオマス発電の稼働開始、M&A（合併・買収）による新規連結効果で同2ケタ増益を予想。
ポイントは以下の通り。（1）Praxairのインド産業ガス事業（21.3期営業利益10億円）、（2）Hitec社（同10億円）の買収効果を野村予想に新たに織り込む（両社とも7月より連結化）。同社は産業ガスで海外展開を本格的に進めるべく、まずは市場成長性のあるニッチ分野のエンジニアリング・機器での買収を加速している。
★10:18 ＪＡＣＲ－急落 上期営業益27％増も2Qは低調
ジェイエイシーリクルートメント<2124.T>が急落。同社は9日に、19.12期上期（1-6月）の連結営業利益は33.7億円（前年同期比26.8％増）だったと発表した。国内人材紹介事業が、前4Qの好調な成約実績を反映し、増益となったことが寄与した。しかし、1Q時点で21.1億円だったので2Qは低調だった。
ジェイエイシーリクルートメント<2124.T>が急落。同社は9日に、19.12期上期（1-6月）の連結営業利益は33.7億円（前年同期比26.8％増）だったと発表した。国内人材紹介事業が、前4Qの好調な成約実績を反映し、増益となったことが寄与した。しかし、1Q時点で21.1億円だったので2Qは低調だった。
★10:23 協和エクシオ－大幅反落 サン・プラニング・システムズを子会社化
協和エクシオ<1951.T>が3日ぶり大幅反落。同社は8月9日大引け後に、システムソリューション事業強化の一環として、BPM（Business Process Management）・RPA（Robotic Process Automation）、健診システムおよびプライムSIサービスに強みを持つ、サン・プラニング・システムズ（東京都中央区）の発行済み株式を取得する契約を締結したと発表した。ハードウェア・ネットワークからアプリケーションの領域においてさらなるソリューション提案機会を創出し、グループのシステムソリューションビジネスを加速する狙い。
協和エクシオ<1951.T>が3日ぶり大幅反落。同社は8月9日大引け後に、システムソリューション事業強化の一環として、BPM（Business Process Management）・RPA（Robotic Process Automation）、健診システムおよびプライムSIサービスに強みを持つ、サン・プラニング・システムズ（東京都中央区）の発行済み株式を取得する契約を締結したと発表した。ハードウェア・ネットワークからアプリケーションの領域においてさらなるソリューション提案機会を創出し、グループのシステムソリューションビジネスを加速する狙い。
★10:23 昭和電工－ＳＢＩが目標株価引き下げ 黒鉛電極の減産で下方修正
昭和電工<4004.T>が4日ぶり反落。ＳＢＩ証券では、黒鉛電極の減産で下方修正も、来期は数量回復を想定し、投資判断「買い」を継続した。目標株価は5300円→3900円と引き下げた。
黒鉛電極価格は2017年の1トン=2500ドルに対して、上期が5倍（同12500ドル）、下期は5倍弱（同11500ドル）をＳＢＩでは想定しているとしたが、これは従来予想通り。下期の弱含みは欧州向け単価が下がるとＳＢＩではみているため。原料のニードルコークス価格は2017年の1トン=700ドルに対して、上期、下期とも6倍（同4200ドル）とＳＢＩでは予想。黒鉛電極の採算については、払い出し単価の影響で上期は期初想定よりも採算が悪化したと推定。無機の2Qの営業利益が1Q比72億円営業減益となった要因として、半分がニードルコークスの単価上昇影響、半分が数量減少影響とみているとした。
昭和電工<4004.T>が4日ぶり反落。ＳＢＩ証券では、黒鉛電極の減産で下方修正も、来期は数量回復を想定し、投資判断「買い」を継続した。目標株価は5300円→3900円と引き下げた。
黒鉛電極価格は2017年の1トン=2500ドルに対して、上期が5倍（同12500ドル）、下期は5倍弱（同11500ドル）をＳＢＩでは想定しているとしたが、これは従来予想通り。下期の弱含みは欧州向け単価が下がるとＳＢＩではみているため。原料のニードルコークス価格は2017年の1トン=700ドルに対して、上期、下期とも6倍（同4200ドル）とＳＢＩでは予想。黒鉛電極の採算については、払い出し単価の影響で上期は期初想定よりも採算が悪化したと推定。無機の2Qの営業利益が1Q比72億円営業減益となった要因として、半分がニードルコークスの単価上昇影響、半分が数量減少影響とみているとした。
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