前場コメント No.6 ピーエイ、カオナビ、MTG、ダイキン工業、青山商事など

2019/08/15(木) 11:30
★9:10  エボラブルアジア-売り気配 3Q営業益83%減 エアトリ好調も投資損益が大幅減
 エボラブルアジア<6191.T>が売り気配。同社は14日、19.9期3Q累計(10-6月)の連結営業利益(IFRS)が1.8億円(前年同期比82.5%減)だったと発表した。
 オンライン旅行事業はエアトリが好調で大幅な増収となったが、投資事業のセグメント利益が前年同期比65.9%減となったことが響いた。

★9:11  ピーエイ-売り気配 上期最終赤字転落 委託先の法令等違反判明で特損計上
 ピーエイ<4766.T>が売り気配。同社は14日に、19.12期の上期(1-9月)の連結純損益は3600万円の赤字(前年同期はゼロ)だったと発表した。通期の会社計画4000万円の黒字は据え置いた。
 東急目黒線西小山駅前の商業施設建設に伴い、委託先に起因する建築基準法などに関する法令等違反が判明したことにより、是正措置による工事費用として特別損失3200万円を計上したことが響いた。

★9:12  カオナビ-買い気配 1Q営業益黒字浮上 利用企業、ARPUともに増加
 カオナビ<4435.T>が買い気配。同社は14日、20.3期1Q(4-6月)の連結営業損益は600万円だったと発表した。同売上高は5.8億円となった。なお、同社は前年同四半期の財務諸表を作成していないため、対前年同四半期増減率については記載していない。
 決算説明資料記載の数値では、前年同四半期の連結営業損益は3600万円の赤字。同売上高は前年同期比62.4%増で推移している。利用企業数が前年同期の961社から1408社に増加。ARPUは同9.4万円から10.8万円まで上昇したことが寄与した。
 なお、通期の業績予想については売上高のみ開示しており、25.4億円(前年同期比50.4%増)を計画している。1Q時点での進ちょくは22.7%。

★9:12  MTG-売り気配 3Q営業赤字に転落 中国EC減少が響く
 MTG<7806.T>が売り気配。同社は14日、19.9期3Q累計(10-6月)の連結営業損益が73.1億円の赤字(前年同期は70.5億円の黒字)だったと発表した。
 中国の新EC法の施工によるインバウンド需要の減少が響いた。グローバル事業、ブランドストア事業などがセグメント赤字に転落している。

★9:12  ダイキン工業-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 為替以外に大きな懸念材料はない
 ダイキン工業<6367.T>が3日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、為替以外に大きな懸念材料はなく、最高益更新が続くとみて、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は16500円→16400円と引き下げた。
 エクイティーストーリーに変更なし。不確実な環境下でも高い経営力により安定的な利益成長が続く見通し。空調の業績予想を上方修正するが、半導体や自動車向けの販売減少で化学の業績予想を下方修正するため、全体では若干下方修正。
 今20.3期予想PER18.8倍、来21.3期予想PER16.3倍の株価バリュエーションに割高感はなし。為替以外には大きな懸念材料はなく、今20.3期以降も最高益更新が続くとみられるため、機械セクターのコア銘柄として推奨。円高ドル安、円高ユーロ安に加え、円高人民元安、バーツ高ドル安が業績にマイナスに働くため、為替動向には注意を払いたいとした。

★9:13  青山商事-三菱UFJMSが目標株価引き下げ ビジネスウェア回復の糸口が重要に
 青山商事<8219.T>が反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、ビジネスウェア事業の業績回復の糸口を見つけることが一段と重要と判断。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は2200円→2000円と引き下げた。
 エクイティストーリーは「ビジネスウェア事業の業績回復の糸口を見つけることと積極的な株主還元の持続」。同社はAmerican Eagle Outfitters社との間で赤字が続くアメリカンイーグル事業の事業譲渡の交渉を進めている。ただし、主力のビジネスウェア事業の業績不振が続いている以上、来年度の業績回復も限定的なものになる見込み。エクイティストーリーは変更なし。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,628.48 -831.60
TOPIX 2,663.53 -47.20
グロース250 640.12 -15.48
NYダウ 38,460.92 -42.77
ナスダック総合 15,712.75 +16.11
ドル/円 155.66 +0.35
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ