前場コメント No.12 シスメックス、LCHD、リクルート、エレコム、コマツなど

2019/08/15(木) 11:31
★9:38  シスメックス-岩井コスモが目標株価引き下げ 現地通貨ベースで順調な事業拡大続く
 シスメックス<6869.T>が反落。岩井コスモ証券では、円高は向かい風だが、現地通貨ベースでは順調な事業拡大が続くとみて、投資判断「A」を継続した。目標株価は8500円→8000円と引き下げた。
 第1四半期決算は売上高が前年同期比3.9%増の685億円、営業利益が同18.4%減の112億円。各地域でヘマトロジーを中心に伸長して全所在地で増収(現地通貨)を確保する順調な着地。一方、利益面では円高の影響や機器サービスにおける原価率の悪化、バイオ診断薬拠点の関連費用により営業減益となった。
 通期業績について岩井コスモでは前期比7%増収、同3%営業増益と予想。足もとの為替水準等を鑑み、前回レポート時から業績予想を減額したことにより目標株価は引き下げるものの、現地通貨ベースでは順調に事業を拡大させていることや中長期的な成長力への評価は変わらないとした。

★9:40  LCHD-ストップ安売り気配 「継続企業の前提に関する事項」を注記
 LCホールディングス<8938.T>がストップ安売り気配。同社は14日に、20.3期の第1四半期報告書において継続企業の前提に関する事項を注記すると発表した。
 比較的償還期間の短いクラウドファンディングによる資金調達の償還のために、クラウドファンディング投資家に対する再募集を予定していたが、募集外部業者から募集行為を停止する旨の申し出を受け、8月より募集行為を全面的に停止するという決定を行った。このため、今後1年間の資金調達状況によっては匿名組合出資預り金の償還が困難となるおそれがあるという。
 同社はこの状況を解消するため、外部からの融資増資などによる資金調達活動や販売用不動産の早期売却などを予定するとしている。

★9:43  リクルート-岩井コスモが目標株価引き上げ 20.3期は1割の営業増益が期待できる
 リクルートホールディングス<6098.T>が3日続落。岩井コスモ証券では、第2四半期以降も順調な業績が続き、今20.3期は前期比1割の営業増益が期待できると判断。投資判断「A」を継続、目標株価は3850円→4200円と引き上げた。
 第1四半期は増収増益と順調。成長ドライバーのオンライン求人情報専門検索サイト「Indeed」での収益拡大を確認できた点は株価のプラス材料になりそう。中期的には人材分野に強みを持つグローバルなIT企業として成長が期待できる点に注目を続けたいとした。業績の順調さを確認できたことや、同社への中期的な業績拡大期待が株価への評価を高めると考えて、当面の目標株価を引き上げるとした。

★9:46  エレコム-岩井コスモが目標株価引き上げ 中長期的にはBtoBの進展が成長をけん引
 エレコム<6750.T>が4日ぶり反落。岩井コスモ証券では、中長期的にはBtoBの進展が成長をけん引すると想定。投資判断「B+」を継続、目標株価は3800円→4200円と引き上げた。
 同社のパソコン関連製品はいわゆるスタンダード品が多いが、その競争力を維持しているのが開発スピード。ファブレスに徹し、消費者ニーズをいち早く具現化した製品として市場に送り出す。そして売れなければすぐにやめる。このような機敏な対応がこれまで競争に打ち勝ってきた1つの要因とされている。
 同社は将来的に売上高を現在の3倍の3000億円にする目標を掲げており、中長期的にはBtoB事業の進展が成長をけん引していく見通し。同社の知名度は高いものの、BtoBの分野ではまだスタートを切ったばかり。買収によって得た技術とこれまでに培ってきたスピード感のある開発力を融合し、新たな成長ステージに進むことが期待されているとした。

★9:49  コマツ-大和が目標株価引き下げ 建機に加えて産業機械部門もやや苦戦
 コマツ<6301.T>が反落。大和証券では、建機に加えて産業機械部門もやや苦戦と判断。投資判断「3(中立)」を継続、目標株価は2600円→2400円と引き下げた。
 建機や産業機械の苦戦、為替前提変更も踏まえて予想を減額。建機は東南アジアや中国が不振、米での在庫調整も影響。産業機械はギガフォトンやコマツNTCに計画未達リスクがあると指摘した。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,813.14 +184.66
TOPIX 2,672.49 +8.96
グロース250 642.50 +2.38
NYダウ 38,085.80 -375.12
ナスダック総合 15,611.76 -100.99
ドル/円 155.59 -0.05
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ