前場コメント No.20 ケネディクス、ハナツアー、東武鉄道、明治機械、レーザーテックなど

2019/08/15(木) 11:31
★11:02  ケネディクス-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 中期的な利益成長を評価
 ケネディクス<4321.T>が3日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、利益予想を据え置くも、基準期や妥当PERを変更。投資判断「Buy」を継続、目標株価を1000円→1100円と引き上げた。
 AUM(受託資産残高)拡大による中期的な利益成長を評価する見方に変更はなし。今19.12期上期(1~6月)粗利益は103億円(前年同期比25%減)、前年同期にファンド組成に伴う売却が多かった反動減があったが、AUM拡大によりAM事業は堅調に推移している。7月以降、私募ファンドによる流動性の高い都心住宅の取得実現などAUM拡大が進ちょくしており、今19.12期以降の利益予想は据え置き。来20.12期は引き続き私募ファンドの物件取得などによりAM事業が増益をけん引するとの見方を示した。

★11:02  ハナツアー-急落 通期営業益を下方修正 上期営業益は26%減で着地
 HANATOUR JAPAN<6561.T>が急落。同社は14日に、19.12期通期の連結営業利益予想を従来の20.0億円から3.3億円(前期比63.8%減)に引き下げると発表した。
 足元の日韓関係は先行き不透明な状況が続いており、韓国からの訪日旅行客を中心に展開している同社グループの各事業は多大な影響を受けることが見込まれる。こうした中で7月以降、各事業において韓国からの新規予約が伸び悩むとともに、一部キャンセルが発生している状況であることから、前回予想を下回る見込みとなった。
 併せて発表した、19.12期上期(1-6月)の連結営業利益は5.7億円(前年同期比25.7%減)だった。

★11:05  東武鉄道-JPモルガンが目標株価引き上げ 業績予想を増額
 東武鉄道<9001.T>が変わらずを挟んで6日続伸。JPモルガン証券では、業績予想を増額。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を3600円→3650円と引き上げた。
 Q1実績を踏まえ、前回営業利益予想比では、運輸、不動産、流通、その他で増額した一方、レジャー(スカイツリー)で減額。今期スカイツリー営業利益は前年比横ばいの48 億円を予想していたが、天候不順による来場者数減(Q1:前年同期比-2.7%減の108万人、通期計画+2%増の435万人)を踏まえ、45億円へ減額修正。(1)来期以降はホテル開業効果で業績モメンタム拡大、(2)総還元性向30%基づく安定的な還元と、大幅ではないにせよ株主還元方針に拡充余地、(3)セクター内での相対割安感などを評価するとした。

★11:09  明治機械-急落 1Q営業赤字2.3億円 赤字幅が拡大
 明治機械<6334.T>が急落。同社は14日、20.3期1Q(4-6月)の連結営業損益は2.3億円の赤字(前年同期は4500万円の赤字)だったと発表した。
 売上原価や販管費の増加が影響した。産業機械関連事業、環境関連事業ともにセグメント損失が拡大している。

★11:21  レーザーテック-いちよしがフェアバリュー引き上げ 中期成長見通しを引き上げ
 レーザーテック<6920.T>が3日続伸。いちよし経済研究所では、「APMI」は横展開が可能と判断、中期成長見通しを引き上げるとコメント。レーティング「B」を継続も、フェアバリューは4200円→5600円と引き上げた。
 APMI(アクテニックパターン付EUV マスク検査装置)に注目。顧客、単価、明確な売上計上タイミングは非開示。APMIはEUVL(極端紫外線露光)向けフォトマスク検査装置だが、従来製品との違いはペリクル(保護膜)付きフォトマスクの検査が可能な点。現在EUVL向けペリクルは実用水準に到達していないが、将来ペリクル使用が可能となった場合、従来の検査装置では異物などの検出が不可能であり、13.5nmのEUV光源を使用したAPMIのみが可能。
 いちよしでは同社の研究開発投資動向から、同社が新製品の横展開を目指していると推測してきたが、業績予想には織り込んでいなかったとコメント。今回製品内容が開示されたことにより、一定の前提に基づき予想に反映させるのは可能と判断。22.6期および中期予想を見直したとしている。


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