前場コメント No.10 ソウルドアウト、エンジャパン、日立金属、山陽特殊製鋼、サイバーダインなど

2019/08/16(金) 11:30
★9:51  ソウルドアウト-大幅に続落 子会社のクラウドファンディング事業を中止
 ソウルドアウト<6553.T>が大幅に続落。同社は15日、クラウドファンディング事業を目的に1月17日に設立した子会社KASOKUの事業を中止すると発表した。
 利用者保護が十分に担保されたサービス提供体制が整うまでの間、当該事業の開始を見合わせていたが、利用者保護の体制構築と運営を含め、改めて収支計画を見直した結果、当該事業を中止することが合理的であると判断するに至り、2019年8月末をめどに会社の運営を停止するとしている。

★9:57  エンジャパン-野村が目標株価引き下げ 求人サイトの競争環境悪化を予想に反映
 エン・ジャパン<4849.T>が続落。野村証券では、求人サイトの競争環境悪化を予想に反映。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は4370円→4180円と引き下げた。
 今20.3期Q1決算を受け、業績予想および目標株価を微修正。Q1決算そのものはおおむね野村予想の範囲内だが、転職求人サイト市場における競争環境の一段の悪化を反映した結果、来21.3期以降の業績予想を引き下げたとしている。営業利益や修正EPS予想の成長率低下を反映し、人材サービス大手7社平均に対するプレミアム幅を従来の20%から15%に引き下げ、今20.3期予想基準PER22倍を目安に、目標株価を4180円と算出。

★10:01  日立金属-SMBC日興が目標株価引き下げ 引き続き日立グループの再編に注目
 日立金属<5486.T>が反発。SMBC日興証券では、引き続き日立グループの再編に注目。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は1150円→1120円と引き下げた。
 足元の調整後営業利益は、(1)在庫評価影響、(2)在庫圧縮のため実需以下の減産を行っているなどの理由で、実態以上に低い水準と判断。逆に最終需要が回復すれば、業績の改善率は他の特殊鋼メーカーよりも高いとみられる。もっとも、好不調の事業が混在しているうえ、先行投資負担が重く、業績の本格的な回復には、時間がかかる見通し。親会社の日立製作所(6501)ではグループ会社の再編が行われており、同社もそれに巻き込まれる可能性がある。再編期待が株価を支えるとの見方を示した。

★10:03  山陽特殊製鋼-SMBC日興が目標株価引き下げ 統合効果の発現までには時間
 山陽特殊製鋼<5481.T>が小高い。SMBC日興証券では、統合効果の発現までには時間とコメント。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は1560円→1530円と引き下げた。
 会社側は通期利益計画を据え置いたものの、自動車、機械向けなど需要先の厳しい事業環境を考慮すると、未達となる可能性が高い。主力のベアリング鋼は、中国、欧州市場で低迷が続きそう。また、インド市場も自動車生産は低迷しており、業績が上向くまでは時間がかかる見通し。
 長期的には日本製鉄、Ovako、同社の3社によるシナジー効果の浸透で業績を底上げするものと期待。ただし、統合効果の完全浸透には5~6年はかかる見通しであり、第三者割当によって増加した発行済み株式数に見合った増益を達成するのは、かなり先となりそうとした。

★10:08  サイバーダイン-急騰 マレーシア政府・社会保障機構および筑波大学と各種協定締結
 CYBERDYNE<7779.T>が急騰。同社は16日10時に、マレーシア政府と社会保障機構および筑波大学と協力して、革新的な装着型サイボーグHALによるサイバニクス治療の普及に向けた各種協定を締結したと発表した。
 マレーシア人的資源省M.Kula Segaran大臣より、HALによるサイバニクス治療の普及についての支持表明書を受理。また、同社はマレーシアにおいて現在同社の革新的な装着型サイボーグHALを運用しているSOSCSOリハビリテーションセンターの管理会社、PERKESO(マレーシア クアラルンプール)と、中東、南アジアおよび東南アジア地域における代理店契約を締結した。
 さらに、HALを活用したサイバニクス治療に関する臨床研究面の連携を強化するため、PERKESOと筑波大学の間で臨床研究協定が締結されたことも発表している。


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