前場コメント No8 清水建設、日揮、アプリックス、鹿島、ＡＢＣマートなど
★10：35 清水建設－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ 大幅増益継続を見込むも割安感には乏しい
清水建設<1803.T>が反落。ＳＭＢＣ日興証券では、大幅増益継続を見込むも、割安感には乏しいと評価。投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は510円→550円と引き上げた。
業績予想を見直した上で目標株価を550円へ引き上げたが、バリュエーション面での割安感には乏しく、セクター内の相対評価に基づく投資評価「2」に変更はなし。他の大手ゼネコンと比較して、同社はリーマン・ショック後も受注規模を重視してきた影響で建築工事の低採算工事の影響が残り、また、土木工事の規模はやや小さいと指摘。このため、営業利益水準は来15.3期も他大手に劣後する可能性が高いとした。
しかし、建築工事の利益率は前13.3期を底に改善が続く見込み。今後は、他社を上回る建築施工力を活かして採算と同時に規模を拡大できるか、さらには強みを持つ製造業発注工事が増加するか注目したいとした。
清水建設<1803.T>が反落。ＳＭＢＣ日興証券では、大幅増益継続を見込むも、割安感には乏しいと評価。投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は510円→550円と引き上げた。
業績予想を見直した上で目標株価を550円へ引き上げたが、バリュエーション面での割安感には乏しく、セクター内の相対評価に基づく投資評価「2」に変更はなし。他の大手ゼネコンと比較して、同社はリーマン・ショック後も受注規模を重視してきた影響で建築工事の低採算工事の影響が残り、また、土木工事の規模はやや小さいと指摘。このため、営業利益水準は来15.3期も他大手に劣後する可能性が高いとした。
しかし、建築工事の利益率は前13.3期を底に改善が続く見込み。今後は、他社を上回る建築施工力を活かして採算と同時に規模を拡大できるか、さらには強みを持つ製造業発注工事が増加するか注目したいとした。
★10：36 日揮－3日ぶり反落 マレーシアでLNGプラント能力再生プロジェクトを受注
日揮<1963.T>が3日ぶり反落。同社は3月5日、グループ会社のＪＧＣマレーシアおよびマレーシア シナリッツとコンソーシアムを組み、マレーシアＬＮＧデュア社が同国サラワク州ビンツルで進めるLNGプラント能力再生プロジェクトを受注することに内定したと発表した。しかし、マーケットの反応は薄い。
マレーシアＬＮＧデュア社は、マレーシア国営石油公社が60％、サラワク州政府が10％を出資する会社。同プロジェクトは、世界最大級のLNG生産基地であるペトロナス社ビンツルLNGコンプレックス（現在8系列のLNGプラントが稼働中、第9系列目のLNGプラントを建設中）にある、第4／第5／第6系列のLNGプラントの能力再生を図るもの。
日揮<1963.T>が3日ぶり反落。同社は3月5日、グループ会社のＪＧＣマレーシアおよびマレーシア シナリッツとコンソーシアムを組み、マレーシアＬＮＧデュア社が同国サラワク州ビンツルで進めるLNGプラント能力再生プロジェクトを受注することに内定したと発表した。しかし、マーケットの反応は薄い。
マレーシアＬＮＧデュア社は、マレーシア国営石油公社が60％、サラワク州政府が10％を出資する会社。同プロジェクトは、世界最大級のLNG生産基地であるペトロナス社ビンツルLNGコンプレックス（現在8系列のLNGプラントが稼働中、第9系列目のLNGプラントを建設中）にある、第4／第5／第6系列のLNGプラントの能力再生を図るもの。
★10：37 ＡＰＬＩＸ－急騰 iPhoneの全通知を受信するモジュールを開発
アプリックスＩＰホールディングス<3727.T>が急騰。同社は6日、iPhoneと連携するウェアラブル機器やスマホアクセサリーの商品化を短期間で簡単に実現できるアップルの通知センターサービス対応モジュール「AM1」を開発したと発表した。
「AM1」は、通知画面に表示される情報を無線で転送するiOS7の新機能を利用。iPhoneが電話やメッセージを受け取った時などに、AM1が自動的にその通知を受信しウェアラブル機器やスマホアクセサリーと連携することが可能になるという。また、従来の着信通知やスケジュールだけでなく、アプリケーションの種類を問わずにTwitterやLINEなどサードパーティ製アプリケーションの通知も遅延なく受けられるようになる。
アプリックスＩＰホールディングス<3727.T>が急騰。同社は6日、iPhoneと連携するウェアラブル機器やスマホアクセサリーの商品化を短期間で簡単に実現できるアップルの通知センターサービス対応モジュール「AM1」を開発したと発表した。
「AM1」は、通知画面に表示される情報を無線で転送するiOS7の新機能を利用。iPhoneが電話やメッセージを受け取った時などに、AM1が自動的にその通知を受信しウェアラブル機器やスマホアクセサリーと連携することが可能になるという。また、従来の着信通知やスケジュールだけでなく、アプリケーションの種類を問わずにTwitterやLINEなどサードパーティ製アプリケーションの通知も遅延なく受けられるようになる。
★10：39 鹿島－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き下げ 建築採算は15.3期より回復と想定 「1」継続
鹿島<1812.T>が前日終値レベルでもみ合い。ＳＭＢＣ日興証券では、建築採算は今14.3期は一段と下振れるものの、来15.3期より回復すると想定。投資評価「1（アウトパフォーム）」を継続した。目標株価は460円→450円と引き下げた。
今14.3期の建築工事の利益率は、大型工事の採算悪化で大幅に低下する見込み。来15.3期も不採算工事の影響やアルジェリア高速道路工事の利益率の悪化リスクは残るものの、インフレ環境を反映した受注価格競争の緩和により、建築工事の利益率および業績は改善していくと想定。また、首都圏を地盤とし、土木、建築ともに強みを持つ大手ゼネコンであるため、オリンピック・パラリンピックの東京開催決定を背景とした建設投資の活発化の恩恵は大きいとの見方を示した。東北地方や原子力発電所工事の実績も豊富であり、復興需要や原発の凍土遮水壁工事などの獲得も期待。
鹿島<1812.T>が前日終値レベルでもみ合い。ＳＭＢＣ日興証券では、建築採算は今14.3期は一段と下振れるものの、来15.3期より回復すると想定。投資評価「1（アウトパフォーム）」を継続した。目標株価は460円→450円と引き下げた。
今14.3期の建築工事の利益率は、大型工事の採算悪化で大幅に低下する見込み。来15.3期も不採算工事の影響やアルジェリア高速道路工事の利益率の悪化リスクは残るものの、インフレ環境を反映した受注価格競争の緩和により、建築工事の利益率および業績は改善していくと想定。また、首都圏を地盤とし、土木、建築ともに強みを持つ大手ゼネコンであるため、オリンピック・パラリンピックの東京開催決定を背景とした建設投資の活発化の恩恵は大きいとの見方を示した。東北地方や原子力発電所工事の実績も豊富であり、復興需要や原発の凍土遮水壁工事などの獲得も期待。
★10：43 ＡＢＣマート－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き下げ 中期的な投資妙味は高まる
エービーシー・マート<2670.T>が4日続伸。ＳＭＢＣ日興証券では、既存店ハードルと円安懸念はプライスインとコメント。中期的な投資妙味は高まるとして、投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は5300円→5000円と引き下げた。
業績予想を減額。（1）前14.2期4Qに円安による粗利率へのマイナスインパクトが従来想定よりも拡大していると考え、粗利率を引き下げ、（2）今15.2期以降のスクラップアンドビルドによる閉店数見通しを引き上げ（店舗純増ペースを引き下げ）。業績予想見直しと株式市場の調整を考慮し、目標株価を減額した。
ただし、プレビュー時期を迎え、円安による粗利率低下幅の拡大はすでに株価に織り込まれていると推測。既存店ハードルや円安での株価低迷は、中期的な投資機会を提供するとの見方を示した。
エービーシー・マート<2670.T>が4日続伸。ＳＭＢＣ日興証券では、既存店ハードルと円安懸念はプライスインとコメント。中期的な投資妙味は高まるとして、投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は5300円→5000円と引き下げた。
業績予想を減額。（1）前14.2期4Qに円安による粗利率へのマイナスインパクトが従来想定よりも拡大していると考え、粗利率を引き下げ、（2）今15.2期以降のスクラップアンドビルドによる閉店数見通しを引き上げ（店舗純増ペースを引き下げ）。業績予想見直しと株式市場の調整を考慮し、目標株価を減額した。
ただし、プレビュー時期を迎え、円安による粗利率低下幅の拡大はすでに株価に織り込まれていると推測。既存店ハードルや円安での株価低迷は、中期的な投資機会を提供するとの見方を示した。
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