前場コメント No10 ユナイテッド、エクセディ、エムスリー、日立ハイテク、川崎重工業など

2014/04/25(金) 11:30
★10:59 UNITED-ストップ高 前期営業益を69倍に上方修正 合併後にスマホ事業など成長で
 ユナイテッド<2497.T>がストップ高。同社は25日、従来未定としていた14.3期通期の連結営業利益が1.38億円(前の期比69倍)になったようだと発表した。市場予想(1.00億円)を上振れる見通しが示されたことで買いが殺到している。
 昨年12月30日付でスパイア(東京都港区)を吸収合併したことにより売上高が増加したことに加え、合併後は注力事業であるスマートフォンメディア事業やリアルタイム入札(RTB)広告事業が成長したことにより売上総利益が増加したため。

★11:02 エクセディ-野村が目標株価引き上げ 15.3期も2ケタ営業増益は達成可能
 エクセディ<7278.T>が3日続伸。野村証券では、今15.3期も2ケタ営業増益は達成可能と判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価を3100円→3200円と引き上げた。
 AT事業の収益性改善や日産系トランスミッションメーカー向けのトルクコンバータの増収で、今15.3期も増収増益が続くと予想。来16.3期以降もアジアを中心としたトルクコンバータ増産や、MT増産で一段の利益成長が見込まれる点は魅力であるとした。

★11:07  エムスリー-堅調 今期営業益150億円 医療ポータル好調続き買収効果も
 エムスリー<2413.T>が堅調。同社は2015年3月期の営業利益が150億円になりそうだと発表した。会計基準を日本基準からIFRS(国際会計基準)に変更する。旧会計基準と比べた場合は21.7%増える。市場予想は164億円。
 医療ポータル事業のでマーケティング支援の「MR君」や、「治験君」の成長を中心に各サービスの継続的な拡大を見込む。2月に新たに連結子会社となったメディサイエンスプラニングの通期寄与や、構造改革の進展効果も寄与する。
 14年3月期の営業利益は前の期比32.6%増の123億円だった。事前予想の114億円を上回った。

★11:07  日立ハイテク-野村が目標株価引き上げ 会社の15.3期計画は慎重すぎよう
 日立ハイテクノロジーズ<8036.T>が5日ぶりに反発。野村証券では、会社の15.3期計画は慎重すぎようとコメント。レーティング「Buy」を継続、目標株価を2839円→2854円と引き上げた。
 前14.3期の決算発表があり、同日、説明会が開催された。前14.3期の売上高は6391億円(前期比11.1%増収)となり、会社予想を若干上回った。営業利益は前期比60.6%増益の304億円となり、会社予想を24億円超過。特に、大型案件を獲得した科学医用システムが好調。説明会の内容を反映し、業績予想を修正。投資判断に変更はなし。

★11:11 システナ-3日続伸 ベトナムに全額出資子会社を設立 人材確保などで
 システナ<2317.T>が3日続伸。同社は4月24日の大引け後に、ベトナムに全額出資子会社「システナ・ベトナム」を5月予定で設立すると発表した。ソフトウェア開発・検証評価・保守運用、ITサービス全般を行う。若くて優秀な人材を確保する拠点として、またオフショア開発の拠点として活用する。

★11:18  岡谷鋼機-反落 鶏肉加工品販売のニシフミートを子会社化 出資比率引き上げ
 岡谷鋼機<7485.NG>が反落。同社は4月24日の大引け後に、鶏肉加工品の販売などを行う、ニシフミート(東京都府中市)を子会社化すると発表した。出資比率を5月予定で、10.07%→98.71%と引き上げる。グループの加工食品全般の販売を強化するため。

★11:19  川重-大幅高 今期は市場予想下振れも0.8%の営業増益を好感
 川崎重工業<7012.T>が大幅高。同社は25日11時、15.3期の連結営業利益が730億円(前期比0.8%増)になりそうだと発表した。市場予想の774億円を下回る見通しが示されたものの、株価は安値圏にあったため増益を好感した買いが優勢の展開。
 受注高は船舶海洋や車両などが伸び、前期比8.5%増の1兆5800億円となる見込み。売上高には航空宇宙やガスタービン、機械などの伸びが寄与する。利益面では引き続き諸経費の削減や生産性・資本効率の向上が貢献する見込み。
 前14.3期の営業利益は724億円(前の期比72.0%増)と従来予想(630億円)を上振れて着地した。モーターサイクル&エンジンや航空宇宙事業、車両事業などがけん引した。なお、前期年間配当は6円(13.3期は5円)、今期は7円に増配する予定。

★11:23  クラレ-乱高下 4~12月営業益15%増440億円 決算期変更でアルゴ暴走か
 クラレ<3405.T>が一段高。同社は25日11時、2014年12月期(9カ月決算)の営業利益が440億円になりそうだと発表した。海外子会社に合わせ、株主総会での定款変更を前提に決算期を3月から12月に変更する予定。調整後の前年同期と比べると14.9%増える見込み。
 デュポン社のビニルアセテート関連事業買収による、シナジー効果の早期発現を目指す。決算期が3月のままとした場合は570億円の見込み。市場予想の527億円を上回る。決算期変更で3カ月分がない通期見通しが市場予想を下回ったとみなされ、一時的に自動売買システムとみられる売りが殺到。しかし、実質的には上回ったことで急速に買い戻され、発表前の株価よりも高くなっている。
 14年3月期決算の営業利益は前の期比495億円だった。事前予想500億円に近かった。


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