米エクソン・モービル- 3Q決算は減収増益 売上・利益は予想を上回った
10月31日 終値 前日比 前日比(%)
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XOM 96.71 +2.26 +2.39%
10月31日、米石油大手エクソン・モービル(NYSE: XOM)が第4四半期決算を発表した。原油価格の下落を受け上流部部門の利益が減少したが、下流部門と化学部門が大幅増益。純利益は市場予想を上回った。決算発表を受けて株価は前営業日比2.26ドル高(+2.39%)の96.71ドルで取引を終えた。
第3四半期決算は総売上高が前年同期比4.3%減の1074億9000万ドル(市場予想:1085億5300万ドル)となった。普通株主に帰属する純利益は同2.5%増の80億7000万ドル、希薄化後の一株当たり利益は1.89ドルと、それぞれ市場予想の73億ドル7200万ドル、1.71ドルを大幅に上回った。
事業別の利益は上流部門が前年同期比18.6%減の64億1600万ドル、下流部門が同44.0%増の10億2400万ドル、化学部門は同42.7%増の12億ドルだった。原油価格の下落により上流部門の収益が悪化したが、下流部門と化学部門は収益が大幅に拡大した。
原油と天然ガスの生産量は同4.7%減の383.1万バレル(石油換算)となった。これはアブダビのオンショアの権益の期限切れによるもの。2014年通期の生産量については、マレーシアでの新規プロジェクトがスタートするため会社計画の日量400万バレルの達成が可能としている。
なお、同社は第3四半期の配当を0.095ドル引き上げ0.69ドルとした。また、30億ドルの配当を含め第3四半期の株主還元は59億ドルとなった。
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