米アメリカン・インターナショナル・グループ-上昇 新取締役と株主還元を好感
2月12日 終値 前日比 前日比(%)
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AIG 53.00 +2.48 +4.91
2月12日の取引で米保険大手のアメリカン・インターナショナル・グループ(NYSE:AIG)の株価が上昇。第4四半期(10-12月期)決算は純損益が赤字に転落したが、自社株買いと増配を発表している。また、物言う株主の著名投資家カール・アイカーン氏が率いるアイカーン・キャピタルの幹部と著名投資家ジョン・ポールソン氏の2人を取締役に指名すると発表。なお、アイカーン氏はAIGを3社への分社化を強く要求している。
同社が11日の取引時間終了後に発表した第4四半期(10-12月期)決算は純損益が前年同期の13億7100万ドルの黒字から13億4800万ドルの赤字に転落。調整後の一株当たり損益も前年同期の0.97ドルの黒字から1.10ドルの赤字へ転落、市場予想の0.93ドルの赤字を上回った。保険収入は前年同期比0.4%減の15億7000万ドルと不振であった。
同社は追加で50億ドルの自社株買いを行うことを発表。また、第4四半期の一株当たり配当を前年同期比14%増の0.32ドルに引き上げた。
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