華潤ビールの目標株価引き上げも弱気判断を継続=マッコーリー
マッコーリーは最新リポートで、中国政府系のビール会社、華潤ビール(00291)の目標株価を12.7HKドルから13.5HKドルに引き上げた。販売量が伸び悩み、平均販売価格も予想に届かなかったことを理由に、2016-18年の予想売り上げを9-10%下方修正。一方、同3年間の予想EPSは10-13%上方修正している。コストコントロールが奏功し、2016年4-6月期のEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)を上回ったことを織り込んだ。『AAストックス』が伝えた。
株価に割高感があるとして、投資判断は「アンダーパフォーム」に据え置いている。2016年下半期にコストが上昇するリスクも指摘。中国本土ビール市場が飽和状態に近づいていることや、海外ブランドの市場参入で競争が激化していることを理由に挙げた。さらに、夏季に多くのスポーツ試合が開催されるため、販促キャンペーンがコストを押し上げるとみている。
華潤ビールの株価は日本時間午後4時41分現在、前日比1.54%高の15.80HKドルで推移している。
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