中銀香港とハンセン銀行の投資判断引き上げ=ゴールドマン

2017/09/20(水) 14:24
 ゴールドマン・サックスは最新リポートで、香港銀行間貸出金利(HIBOR)とロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の金利差が縮小しているとして、香港系の大手銀行の純金利マージン(NIM)にとって追い風になるとの見方を示した。2018年には金利差が解消するとみている。米国政府が金融引き締めを進める中で、HIBORが平均で0.64ポイント上昇するとともにNIMが0.13ポイント上昇すると予想した。『AAストックス』が20日伝えた。  ゴールドマンはこれを踏まえ、中銀香港(02388)の投資判断を「中立」から「買い」に上方修正し、目標株価を38.2HKドルから45.6HKドルに引き上げた。金利感応度が高く、資産拡大ペースが競合を上回る点を評価した。また、ハンセン銀行(00011)の投資判断を「売り」から「中立」に上方修正し、目標株価を160 .0HKドルから185.0HKドルに引き上げた。金利感応度が高い点を評価しつつも、バリュエーションが高めとして、「中立」見通しにとどめた。  ゴールドマンは一方、来年の業績が競合を下回ると予想し、東亜銀行(00023)の投資判断を「中立」から「売り」に下方修正し、目標株価を32.5HKドルから32.2HKドルに引き下げた。  日本時間午後2時19分現在、関連銘柄の値動きは以下の通り。  ■中銀香港(02388):38.90HKドル(前日比2.23%高)  ■ハンセン銀行(00011):182.00HKドル(同0.28%高)  ■東亜銀行(00023):34.35HKドル(同0.58%安)
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