■LDNFIX=ドル円、1/10以来の高値 好調な米指標で

2014/09/03(水) 00:40
 ドル全面高。好調な米製造業指標を受けて、米国の景気回復や早期の利上げ期待を背景にドル買いが進んだ。ドル円は、米長期金利が2.4%に乗せてきたことも手掛かりに、105.22円まで上昇し、1月10日以来の高値を塗り替えた。この日発表された、米8月ISM製造業景況指数は59.0と、市場予想57.0を大きく上回り、2011年3月以来の高水準となった。そのほかでは、米7月建設支出が+1.8%と、こちらも予想比強めだった。一方で、ユーロドルは底割れこそ回避したものの、1.31ドル前半で上値の重い展開が続いた。引き続きECB理事会への思惑や、ウクライナ情勢に対する不透明感が意識されたもよう。  その他では、NZドルはさえない展開。ドル高の流れが強まる中、乳業大手フォンテラが入札のたびに発表しているグローバルデアリトレード(GDT)価格指数が822と、2012年8月上旬以来の低水準となったことが重しとなった。NZドル/ドルは0.8292ドルと2月26日以来の安値水準まで下げた。NZドル円も87.21円までレンジ下限を広げた。  クロス円はまちまち。ドル円の上昇と他通貨がドルに対して下げたことに挟まれて、方向性は見定めづらかった。ユーロ円は138.00円までレンジ上限を広げた一方で、ポンド円は173円前半まで押し戻された。ポンドに関しては、オズボーン英財務相の「英国は持続的に弱いユーロ圏からのリスクに直面」との発言や、スコットランド独立に関する住民投票をめぐる思惑が重しとなった。ポンドドルは、1.6491ドルまで下げ、3月25日以来の安値水準をつけた。
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