■LDNFIX=欧州通貨の調整継続、ドル円は下押し後に小反発

2014/09/20(土) 01:02
 NY序盤も欧州通貨の調整が続いた。ポンドは、スコットランド住民投票の独立反対派の勝利を見込んだ買いが急激に進んだことへの修正を継続し、ポンドドルは一時1.6303ドル、ポンド円は177.56円まで水準を下げた。他の欧州通貨も売られ、ユーロドルは昨日安値を下回り1.2831ドルまで2013年7月以来の安値を更新し、ユーロ円は139.68円まで下落。ドル/スイスフラン(CHF)も0.9408CHF、CHF円は115.73円までCHF安が進んだ。  ドル円は、東京タイムに109.46円をつけた反動安が108.60円まで続いたものの、その後は対欧州通貨などのドル高を手掛かりに109円台へ戻した。もっとも、米長期金利が2.6%割れから2.63%付近までの持ち直しを一服させた後、2.6%割れまで押し戻されると、ドル円も伸び悩んで109円割れで推移した。  オセアニア通貨は、ロンドンタイムに対欧州通貨での買い戻しを支えに戻りを試したが、ドルのマザー市場NYでは、豪ドル/ドルが0.8930ドル台、NZドル/ドルは0.8115ドルまで売られた。豪ドル円も97.27円、NZドル円は88.42円まで水準を下げている。  ドル/加ドルは加消費者物価コアが2012年4月以来の高い伸びとなったことから、一時1.0887加ドル、加ドル円も99.80円付近まで加ドル高となった。しかしその後は各通貨の対ドル・対円での調整に押され、それぞれ1.09加ドル半ば、加ドル円は99円前半へと加ドル安推移した。
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