■LDNFIX=リスク回避でドル円は14年以来の水準へ沈む
NY午前は原油安や、米1月雇用統計で失業率低下や賃金上昇が確認されて米追加利上げの可能性が残存したことを懸念した欧米株安から、市場はリスク回避姿勢を強めた。ドル円は2014年11月以来の安値115.18円まで下落幅を拡大した。対円でのドル弱含みも手伝って、ユーロドルはリスク回避のユーロ買い戻しを強め始め、一時1.1197ドルまで上昇。一方、ユーロ円にはリスク回避の円買いの影響が強く、128.76円を安値に129円前半へ戻す程度だった。ポンド円は1月21日以来の安値165.97円まで一時下振れ、ポンドドルは1.44ドル割れで下げ渋ったものの、戻りは1.44ドル前半にとどまった。
資源国通貨はリスク回避が強まるなか売り先行。原油相場がさえず、産油国通貨の加ドルは対ドルで1.3978加ドル、加ドル円は円買いを後押しに82.58円まで加ドル安となった。豪ドル/ドルは一時0.7051ドル、NZドル/ドルは0.6593ドルまで下落。米株安・長期金利低下でドル売りが強まると下げ渋ったが、豪ドル円は一時81.60円、NZドル円は76.26円まで水準を下げた。
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