ドル円は小動き続く イエレン議長はハトのままか?
ドル円は109.70円前後で小動きが継続。欧州入り以降も方向感の乏しい推移が続いている。日本時間翌未明にイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が講演を行う予定であり、市場参加者の注目が集まっている。5月以降は米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーの多くから利上げに関する市場と当局の見解の差を埋めるかのように、年内に複数回の引き締めを支持する発言が続いている。FOMC議事録が利上げ観測を高めたこともあり、ハト派の本丸であるイエレン議長の発言は注目される。ただ、来週末に米5月雇用統計があり、6月6日には再度、議長の講演が控えている。雇用統計の強弱を確認するまでは、議長が6月利上げの有無について具体的な言及を避ける可能性はある。
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