ユーロドルは1.11ドル台で底堅い、ポンドは英緩和観測が重し

2016/07/02(土) 01:38
 NY午前、ユーロドルは1.11ドル半ばを中心に底堅く推移。昨日は、英金融緩和観測を受けたポンド下落への連れ安や、ECBの緩和強化の姿勢を受け、一時1.1024ドルまで売られた。しかし下げ渋って、本日は欧州の製造業PMIが改善傾向を示したことからユーロも底堅く、NY入りにかけ1.1169ドルまで上昇。米6月ISM製造業景況指数が市場予想より強い結果となったことからドル高・ユーロ安方向へ調整したが、下げ渋っている。本日も続いているポンド安は、足元ではユーロポンドでのポンド安・ユーロ高経由で、対ドルや対円でのユーロの下支えになっている。ユーロ円は114円前半から半ばで小幅に上下している。  一方でポンドは、昨日カーニーBOE(イングランド銀行)総裁が、今夏にも英金融追加緩和に踏み切るとの見解を示した影響を引きずって戻りが鈍い。ポンドドルは1.3245ドルまで本日のレンジ下限を広げた。ポンド円は、昨日安値をわずかながら下回る135.89円まで水準を下げた。
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