〔Market Flash〕高炉各社の下期業績は堅調を予想~SMBC日興
【14:05】高炉各社の下期業績は堅調を予想~SMBC日興
SMBC日興証券では、高炉各社の22.3期下期の業績は、各社の想定に対して超過ペースと予想している。外部環境は芳しくないものの、市場チャネルの情報では日本製鉄<5401.T>とJFEHD<5411.T>に関しては、主原料費を上回るレベルでひも付き価格の値上げを行いつつあるとのことで、マイナス要因はカバーされると見込んでいる。問題は23.3期上期の収益動向とみており、輸出価格が回復しなければ、在庫評価影響などを除いた実力ベースの損益で、22.3期下期比減益のリスクがあると指摘。各社の業績は、中国の景気刺激策や、ひも付き鋼材の追加値上げなどが鍵を握ると考えている。
【13:25】インフレ率はパンデミック前を上回る水準に落ち着くと予想~CS
クレディ・スイス証券では、昨年12月のオミクロン株感染拡大で、世界経済の回復が一時的にスローダウンする懸念が高まったと指摘している。同時にマーケットでは、インフレ高騰への警戒が急速に高まっている。株式市場では高バリュエーションのテクノロジー株、高成長期待株がバリュエーション調整から下落が加速し、国債利回りも急上昇した。CSでは、グローバルな投資環境は、長く続いたディスインフレから脱却し、常にインフレを意識したものに転換しているとコメント。インフレ率は現在の急騰した水準からは低下するものの、パンデミック前を上回る水準に落ち着くと予想している。
【10:25】銀行の3Qは通期計画に近い進ちょくが相次ぐと予想~SMBC日興
SMBC日興証券では、銀行セクターの3Q決算を展望している。23.3期の利益水準も見越して与信費用などを積み増すとすれば4Q決算と考えられるため、3Qは基本的には通期計画に近い高めの進ちょく率になると想定している。一方で通期計画の上方修正も多くはないと予想している。大手行の3Qでの連結純利益の進ちょく率では、三菱UFJ<8306.T>、みずほ<8411.T>で100%前後を予想。95%前後がゆうちょ銀<7182.T>、90%前後が三井住友トラスト<8309.T>、あおぞら銀<8304.T>、日本郵政<6178.T>、85%前後が新生銀<8303.T>、80%前後がりそな<8308.T>、セブン銀<8410.T>と見込んでいる。
【9:30】機械は需要環境は良好も業績伸び悩みが続くと予想~三菱UFJMS
三菱UFJモルガン・スタンレー証券では機械セクターに関して、10-12月期決算では、「好調な需要環境から受注は堅調だが、半導体不足など供給律速の影響で業績が伸び悩んだ」という内容が多いと予想している。サプライチェーンの混乱がどのように解消していくかは不透明な要素が多く、3Q決算ではビジビリティが改善しない可能性があるとみている。またこの場合、FRBの引き締め的な金融政策が逆風となり、機械株の株価はさえない展開が続きやすいと考えている。また、インフレ環境下ではコスト上昇を価格転嫁しやすいため、値上げの進展が注目点とコメントしている。
【8:45】寄り前気配はヤマトHD、ニッパツ、ツルハHD、スタンレ電が高い気配値
主力株の寄り前気配では、ヤマトHD<9064>+10.88%、ニッパツ<5991>+10.70%、ツルハHD<3391>+8.39%、スタンレ電<6923>+8.32%、アシックス<7936>+7.35%、明電舎<6508>+7.05%、ホトニクス<6965>+6.88%、長瀬産<8012>+6.65%、ケーズHD<8282>+6.60%、マキタ<6586>+6.57%などが高い気配値。
一方、ネクソン<3659>-15.27%、パンパシHD<7532>-10.01%、カカクコム<2371>-9.27%、野村不HD<3231>-5.64%、栗田工<6370>-5.44%、セガサミーH<6460>-5.40%、タダノ<6395>-5.17%、大日印<7912>-5.07%、T&DHD<8795>-4.86%、新生銀<8303>-4.44%などが安い気配値となっている。
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