〔Market Flash〕ロシア、ウクライナ情勢と金属市況~SMBC日興
【12:40】ロシア、ウクライナ情勢と金属市況~SMBC日興
SMBC日興証券では、ロシアがウクライナに侵攻し、西側諸国から経済制裁を受けた場合には、金属相場にとっては買い材料となる可能性があると考えている。ロシアからの金属供給が減少し、需給がひっ迫すると思われることをその要因として挙げている。2020年にロシアは世界のパラジウムの43%、プラチナの14%、ロジウムの10%を生産したが、これらの用途の85%は自動車用触媒であり、直近では環境規制の強化で需要が伸びているとのこと。ニッケル鉱石では世界の10%弱を生産する。加えて、アルミ地金では世界シェアの6%弱だが、日本は地金の15%をロシアに依存していると指摘している。
【10:15】オミクロン感染拡大でも日米欧の製造業は改善継続~BNPパリバ
BNPパリバ証券では、オミクロン株の感染が急拡大したが、先進国経済は総じて堅調を保っているとコメント。1月の日本・米国・ユーロ圏のPMIは、日本のサービス以外は、拡大・縮小の分岐となる「50」を上回った。日米欧ともに新規感染は過去最悪を更新しているが、オミクロン株の毒性は低く、また、米欧ではブースター接種が進展していることもあり、厳格な行動規制は敷かれていない。このため、先進国において需要が激減することはないとBNPパリバでは考えている。ただし、感染者数があまりに多く、欠勤などの増加で経済活動に支障が出るケースが散見されるとのこと。各国で解消に向かっていたボトルネック問題が今回の感染拡大によって滞り、インフレ圧力の緩和を遅らせるリスクは否めないと指摘している。
【9:45】産エレでは富士電機、住友重機、三菱重工、栗田工業に注目~三菱UFJMS
三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、産業エレクトロニクスセクターのトップピックを富士電機<6504.T>、住友重機<6302.T>、三菱重工<7011.T>、栗田工業<6370.T>としている。富士電機は4Qからの半導体の生産能力増強効果による業績押し上げが次のドライバとの見方は不変とコメント。住友重機は中期的な業績拡大確度が高い一方で、PERは割安で配当利回りも高く、投資妙味が高まっていると判断している。三菱重工は業績面での下振れリスク後退に加え、GTCC(ガスタービン・コンバインドサイクル発電プラント)の受注好転がポイントになるとみている。栗田工業は短期的なカタリストは弱いとしながらも、23.3期以降の高い業績モメンタムが魅力とコメントしている。
【8:45】寄り前気配はアズビル、HOYA、博報堂DY、東芝テックが高い気配値
主力株の寄り前気配では、アズビル<6845>+13.39%、HOYA<7741>+13.03%、博報堂DY<2433>+10.48%、東芝テック<6588>+9.88%、ジェイテクト<6473>+8.70%、タダノ<6395>+5.71%、TSテック<7313>+5.67%、山九<9065>+5.56%、小野薬<4528>+5.50%、石油資源<1662>+5.23%などが高い気配値。
一方、ITHD<3626>-22.95%、ニフコ<7988>-9.45%、カプコン<9697>-5.48%、栗田工<6370>-5.18%、ユニチャーム<8113>-4.88%、KDDI<9433>-4.87%、ネクソン<3659>-4.24%、電通<4324>-3.91%、セコム<9735>-3.54%、アルフレッサ<2784>-3.45%などが安い気配値となっている。
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