米ディア-急落 弱い売上高や利益率の低下を嫌気
5月20日 終値 前日比 前日比(%)
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DE 313.31 -51.31 -14.07%
CAT 197.82 -8.94 -4.32%
5月20日の取引で世界最大の農業機械メーカーの米ディア(NYSE:DE)が急落。2022年度第2四半期(2-4月)の利益が市場予想を上回り、通期利益見通しも引き上げられたものの、売上高が予想を下回ったことや、農機事業の利益率の低下が嫌気された。株価は一時、前日比56.97ドル安(-15.62%)の307.65ドルまで下落し、51.31ドル安(-14.07%)の313.31ドルで終了。S&P500の下落率2位となり、年初来では8.63%安となった。
寄り前に発表された2022年度第2四半期(2-4月)決算は、純利益が前年同期比17.2%増の20億9800万ドル、調整後の一株当たり利益が6.81ドルと市場予想の6.71ドルを上回ったが、売上高は同9.4%増の120億3400万ドルとなり市場予想の132億ドルを下回った。農業機械事業の利益は13%増となったが、営業利益率は20%と、前年同期比2%ポイント低下した。
2022年度通期については、純利益を67億-71億ドルとした従来の見通しを70億-74億ドルに引き上げた。
ディアの決算発表を受けて米建機最大手のキャタピラー(NYSE:CAT)も大幅安。株価は一時、前日比12.71ドル安(-6.15%)の194.05ドルまで下落し、8.94ドル安(-4.32%)の197.82ドルで終了。ダウ平均採用銘柄の中で下落率2位となり、1銘柄でダウ平均を約59ドル押し下げた。年初来では4.31%安となった。
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