米エヌビディア-大幅高 アナリストの「バイ」据え置きを好感
5月26日 終値 前日比 前日比(%)
--------------------------------------
NVDA 178.51 +8.76 +5.16%
5月26日の取引で3次元グラフィックスプロセッサー製造の米エヌビディア(NASDAQ:NVDA)が大幅に上昇。2-4月期決算が市場予想を上回ったものの、今四半期の弱い見通しが嫌気され一時大きく下落したが、多くのアナリストが投資判断を「バイ」で据え置き、データセンター事業の伸びを高く評価したことなどを受けて大幅高で終了した。株価は朝方に前日比9.52ドル安(-5.61%)の160.23ドルまで下落後、11.17ドル高(+6.58%)の180.92ドルまで上昇し、8.76ドル高(+5.16%)の178.51ドルで終了。週初来で6.93%高となり、年初来では39.31%安となった。
25日引け後に発表された2023年度第1四半期(2-4月)決算は、売上高が前年同期比46.4%増の82億8800万ドルとなり市場予想の81億1700万ドルを上回った。調整後の純利益が同48.9%増の34億4300万ドルとなり、調整後の一株当たり利益は1.36ドルと市場予想の1.29ドルを上回った。
部門別売上高はデータセンターが前年同期比83%増の37億5000万ドル、ゲーミングが同31%増の36億2000万ドルとなり、ともに過去最高を更新した。
第2四半期(5-7月)については、ロシア問題や中国での都市封鎖の影響による5億ドルの減収を含む売上高見通しを79億-83億ドルとし、市場予想の85億4000万ドルを下回った。
決算発表を受けてモルガン・スタンレーなど2社が投資判断を「ニュートラル」としたものの、JPモルガン、バークレイズ、シティなど少なくとも15社が投資判断を「バイ」で据え置いた。
関連ニュース
海外株の最新ニュース
関連コンテンツ